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【小公子セディ】昭和最後の世界名作劇場、シリーズを象徴する平和的で品のある作品




【☞小公子セディ

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『小公子セディ』(しょうこうし-)は、フジテレビ系の「世界名作劇場」枠で放映されたテレビアニメ。
放映期間は1988年1月10日~12月25日で全43話。

原作は、フランシス・ホジソン・バーネットの『小公子』。

「►愛の若草物語」の後継番組で、「►世界名作劇場」としては、14作目、そして、昭和の時代、最後に放送された作品でもあります。

原作は、「バーネット夫人」こと「フランシス・ホジソン・バーネット」が1886年に書いた児童文学「小公子(原題:Little Lord Fauntleroy)」。
日本で最初に翻訳されたのは、「若松賤子(わかまつ しずこ)」による、1890年(明治23年)。
邦題の「小公子」もこの時の訳題です。

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(右)若松賤子訳「小公子」

同じ作者による「小公女」とならび、非常に有名な小説なので、原作を読んだことがある人も多いのではないでしょうか。
小公女につていは、世界名作劇場の11作目「►小公女セーラ」として、1985年にアニメ化されていますね。

原作では、主人公の名前は、「セドリック」ですが、本作では、「セディ」に変更されています。
これは、視聴者である子供に呼びやすくするための配慮であったようです。

ちなみに、自動車メーカーの日産が製造・販売していた車種に「セドリック」という高級車がありましたが、実は、これ、「小公子」の主人公に由来するネーミングなんですね。
初めて知りました(^^;

■あらすじ

ニューヨークのブルックリンに住む「セディ」は、優しい両親や下町の友達に囲まれ、楽しい生活をおくっていた。

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しかし、セディの父親「ジェイムズ」が亡くなってしまう。

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ジェイムズは新聞記者をしていたが、実はイギリスの貴族「ドリンコート伯爵」の次男であった。

ジェイムズの死を知ったセディの祖父「ドリンコート伯爵」は、セディを跡継ぎにするためイギリスに連れて来る。

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しかし、伯爵はセディの母「アニー」の事を快く思っておらず、共に暮らすことを拒む。

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母親と離れ離れに暮らさなければならなくなったセディだが、その持ち前の明るさと思いやりで、伯爵の心を溶かしていく・・・。


それでは、オープニング、エンディング、行ってみましょう。


小公子セディ OP




爽やかな映像とメロディですねぇ。
演出を担当した「櫻井美知代」によれば、オープニングは、「それまでの世界名作劇場のオープニングに含まれている要素をすべて盛り込んだ」とが語っているだけあって、季節感や躍動感ある美しい内容に仕上がっています。

それから、エンディング。

小公子セディ ED



オープニングからは一転して、寂しい感じのメロディですね。
セディと愛犬「デューガル」が寄り添い、日が暮れていく映像も何だか切ないです。

主題歌を歌っているのは、「西田ひかる」ですね。
これらの曲は、アイドル歌手として正式にデビューする前に歌った曲のようです。

実は、本作の放送と同時期に、「小公子セディ」は ミュージカル にもなっており、その春公演の主役を演じたのも「西田ひかる」だったようです。

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舞台初出演で主役。
かなりの押しっぷり(^^;
その後、アイドル歌手として正式にデビューすることになったようですね。

しかし、懐かしいなー、西田ひかる。
健康的で可愛かった。
特に、この↓ エアコンのCM

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当時って、かなり人気がありましたよねぇ。
今、どうしてんだろ・・・


さて、小公子セディに話を戻しましょう(^^;
本作の主人公・セディの声を担当したのは、本作がデビューとなる「折笠愛」。
オーディションによって選ばれたようですが、最終選考まで残った中には、「名探偵コナン」の「高山みなみ(コナン)」や「エヴァンゲリオン」の「林原めぐみ(綾波レイ)」なども残っており、それら超有名声優を押しのけての採用だったみたいです。

物語の内容については、基本的には、原作に沿った物語になっていますが、一部、異なる設定やアニメオリジナルキャラも盛り込まれています。
例えば、本作では、第5話で、お父さんの「ジェイムズ」が亡くなりますが、原作では、最初から父は他界している設定ですし、「コッキー」というセディを慕う少女は、オリジナルキャラです。

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ちなみに、コッキーの声は、アニソンで有名な「ミッチ」こと「堀江美都子」です。

その他にも、未使用の伏線や設定もあり、これは、話数が全43話と短くなった為らしいです。

同原作者の「小公女セーラ」は、執拗な いじめシーン が話題になりましたが、本作は、対照的に穏やかで大人しい作風になっています。
その一方で、小公女セーラは世界名作劇場シリーズの中でも屈指の視聴率を誇るヒット作となり、本作は、放送が短縮されたってのも対照的ですね。
80年代を代表するNHKのドラマ「おしん」の大ヒットを考えると、やっぱり、不幸な話の方が、みんな食いつきやすいのかね(^^;


はい、という事で、小公子セディ。
世界名作劇場」第14作目にして、昭和最後の作品。
同原作者の「小公女セーラ」は激しい内容でしたが、本作は、最初から最後まで大人しく平和的。
品が良すぎて好みは分かれるかもしれませんが(^^;逆にそれが本来の世界名作劇場らしさ、なのかもしれません。
映像ソフトは、2000年に単巻のDVD(全10巻)が発売されています。

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興味のある方は、ぜひ。

以上



※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております

【小公子セディ】
昭和最後の世界名作劇場、シリーズを象徴する平和的で品のある作品

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コメント

1690

自分が見た最後の名作劇場。
当時の名劇ってフローネ~若草までずっと少女主人公だったけど、セディで男の子になったのはちょっと新鮮だったの同時にやっぱり女の子の方が物語が面白いなと思った。
年齢的にもこの作品以降の名作劇場は見なくなってしまった。

2016/05/26 (Thu) 20:25 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1691

西田ひかるさんと言えば「テレビ探偵団」の二代目アシスタント!
セディはええ子すぎました(^-^;

2016/05/26 (Thu) 20:28 | ゾフィJr. #- | URL | 編集
1692

この小公子とペリーヌは好きでしたね。
自分としては残念な事は
愛称がセディになった事。
原作の最後の方に出た、チョイ役の令嬢が出なかった事。(最初の方に出た、オリジナルの従姉と統合されたらしい)
オリジナルで野球好きにされた事。(昔見た洋画では、クリケットのシーンで野球を絡めた物が有りましたが)
セドリックはそんなものより、兵隊ごっこが大好きなんですが。
そしてなにより年上の友人だった雑貨屋のおじさんが、もう1人の友人だった靴磨きの少年を養子に迎えた事。
別に構わないんだけれど、取って付けた感がにじみ出てたので。
それと、とっても良かったのが『ドリンコート伯爵』を演じられた渡部 猛さんですね。
氏は勇猛な悪役で有名ですが、作中の爺バカぷりもいいもんでした。






2016/05/26 (Thu) 21:13 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1741

セディよく見てましたねえ。
お父さんが亡くなったお話は号泣しました 。
確かファミコンでゲームにもなってましたよね。

2016/06/03 (Fri) 23:46 | あの頃の名無し #- | URL | 編集

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