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【レンズマン】スペースオペラの父が原作の小説をメディアミックス展開した意欲作




【☞レンズマン

レンズマン(Lensman)は、アメリカのSF作家E・E・スミスが作り上げたヒーローである。

E(エドワード)・E(エルマー)・“ドク”・スミスは、1937年から10年以上に渡り『銀河パトロール隊』を始めとする一大SF小説、レンズマン・シリーズを書き上げ、スペースオペラと言われる娯楽小説のジャンルの形成に、大きな方向付けの役割を果たした。

スペースオペラの父」とも言われるアメリカのSF作家「E.E.スミス」のシリーズ小説をアニメ化した「レンズマン」。

lensman-nobel.jpg

原作のシリーズは、以下の7作品が発刊されています。
  • 『銀河パトロール隊』 (原題:Galactic Patrol) 1937年
  • 『グレー・レンズマン』 (原題:Gray Lensman) 1939年
  • 『第二段階レンズマン』 (原題:Second Stage Lensman) 1941年
  • 『レンズの子供たち(レンズの子ら)』 (原題:Children of the Lens) 1947年
  • 『ファースト・レンズマン』 (原題:First Lensman) 1950年
  • 『三惑星連合軍(三惑星連合)』 (原題:Triplanetary) 1934年
  • 『渦動破壊者』 The Vortex Blaster 1960年

レンズマン・シリーズは、地球人のレンズマンである主人公「キムボール・キニスン」の成長と活躍を物語の軸に置き、銀河文明とそれに敵対する宇宙海賊ボスコーン(ボスコニア文明)との宿命的な全面戦争に到るまでの波瀾万丈の物語を描いています。

まず、「レンズマン」とは、超文明的なアリシア人から与えられた「レンズ」を身につけている者のことです。

lensman-lens.png

レンズ」は、分析・合成が不可能な未知の物質で出来ており、偽造は不可能。
また、どんあ高温、低温、振動、衝撃などによっても破壊は不可能とされる代物。
さらに、所有する個人ごとに調製され、レンズと対になる本人にしか着用できず、もし他人が着用すれば激しい苦痛を感じて即死する(^^;という設定になっています。

レンズマンシリーズが最初に発刊されたのは、1937年。
SFとしては、結構、古典的な作品です。
科学考証的には、トンデモな部分もありますが、アニメ化するには、もってこい素材ではないでしょうか。

そんなレンズマンは、日本において、1984年にアニメ化されました。
ただし、アニメ化に際し、ストーリー等は大幅に脚色されているようですね。

まず、テレビアニメに先立って、劇場版アニメが公開されています。
■SF新世紀レンズマン

lensman-movie.jpg

1984年7月7日に『SF新世紀レンズマン』というタイトルで映画化され、東宝東和系で公開された。
制作費12億円。動画枚数7万枚という意欲作であった。


SF新世紀レンズマン CM



本作は、宇宙船など一部の動画に「CG」を採用した作品として話題を呼びました。
とは言え、CGの技術がまだそれほど高くない時期に作成されたため、使われているシーンは限定的で、またワイヤーフレームなど「CGらしさ」を強調したような演出のような気がします。
しかし、高額な制作費といい、この時代にCGを使った点は、やはり気合が入っているなと感じますね。

それから、本作は、当時人気を博していた「THE ALFEE」が主題歌を歌ったことでも話題になりました。
曲は、「STARSHIP -光を求めて-」。

SF新世紀レンズマン 主題歌



格好良い曲ですねー。
アルフィーの曲は、ハモリも綺麗だし、ロック調のメロディと映像も合っていて、凄い良いですね。
本曲は、アルフィーのシングルとしてもリリースされ、当時人気のあった番組「ザ・ベストテン」等で、1位を獲得するなどヒットしました。

そして、映画の公開から約3ヵ月後、テレビアニメシリーズがスタートします。
■GALACTIC PATROL レンズマン

lensman-title.jpg

アニメ映画に続いて、1984年10月6日から1985年3月30日まで「GALACTIC PATROL レンズマン」のタイトルで、朝日放送(テレビ朝日)系にて放送された。全25話。

内容は劇場版と繋がりが無く、キャラクター設定および担当声優も一部異なる。
しかし、ヘルマス率いるボスコーン帝国に、レンズマンとなったキムボール・キニスンとその仲間達が立ち向かっていく筋立ては共通である。

テレビアニメは、本編ではCGは一切使われず、オープニングで劇場版からの流用があるのみとなっています。
それでは、オープニング、エンディング、行ってみましょう。

どちらも、曲は同じで、映像が異なる前期・後期が存在します。
まずは、オープニングから。

レンズマン OP(前期)



レンズマン OP(後期)



テレビアニメの曲も格好良いですねー。
曲は、「小島恵理」が歌う「ON THE WING」。

続いて、エンディング。

レンズマン ED(前期)



レンズマン ED(後期)



これも良い曲ダー。
曲は、「鈴木 雄大(ずずき ゆうだい)」が歌う「パラダイス」。

鈴木雄大は、マイナーかも知れませんが、その曲は、80年代のテレビCMソングとして結構、使われています。
例えば、「YOKOHMAタイヤ」、「カルピスソーダ」、「アサヒビール」、「全日空沖縄キャンペーンイメージソング」等々。
どれも、爽やかな曲と映像がイメージできるCMばかりですね。
鈴木雄大は知らないけど、当時のCMを見ると、「この曲、聴き覚えがある」という事があるかもです。


さて、レンズマン。
映画やテレビアニメだけではなく、ノベライゼーションやコミカライズなども積極的に行っています。

lensman-comic.jpg

劇場版のコミカライズは、「村野守美(むらの もりび)」作画によるコミック(全3巻)が発売されています。

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テレビアニメ版のコミカライズは、テレビ放送とタイアップする形で、「週刊少年マガジン」に「三浦みつる」による漫画が連載されていました。

lensman-magazin-comic.jpg

三浦みつる」って、「►かぼちゃワイン」を書いてた人ですね。

lensman-kabocha.jpg

何か以外だ(^^;
■追記
※情報ありがとうございますm(__)m

レンズマンは、映像作品だけでなく、玩具の面でも多くの商品を販売していたみたいですね。

■ブリタニア号

lensman-toy2.jpg
lensman-toy1.jpg
lendsman-toy.jpg

このブリタニア号、変形したり、ミサイル発射したり、電池を内臓して光ったり・・・
とにかく、よく出来てるみたいですね。
この玩具の解説をしているサイトもあって、根強いファンがいる事がわかります。

■その他、宇宙船のプラモデル

lensman-toy3.jpg


さらに、こんな物まで。

■レンズ

lensman-toy4.jpg

手の甲に装着する「レンズ」の玩具です。
どういうわけか、この玩具、100円硬貨を格納できるみたいです(^^;

いやー、いろいろ商品展開してたんですねー。

はい、という事で、レンズマン。
E.E.スミス」原作のSF小説をアニメ化した作品。
映画には高額な制作費を使い、テレビアニメ、小説、漫画、さらに、後にラジオドラマも製作されるなど、メディアミックス展開を行った意欲作です。
当時は、「►角川アニメ映画」も、かなり勢いがあった時代ですね。
本作も、そういった流れの中で企画・製作された作品なのかもしれません。
しかし、残念ながら、メジャーな作品にはなれませんでした。
劇場版は、ビデオやLDが発売されているようですが、DVDは発売されていません。
また、テレビアニメは、映像ソフト化されていないようです。
何かもったいないですね。

以上



※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております
【レンズマン】
スペースオペラの父が原作の小説をメディアミックス展開した意欲作

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コメント

1526

三浦みつるのレンズマン。有りましたなぁ、ほとんど読んでないけどアニメとキャラクターがぜんぜん違うので違和感ばっかりでした。
もっとも、原作未読の者にとっては、アニメ版及び三浦みつる板はちょっと毛色の違うスペースオペラ程度のもんでした。
しかし、原作を神聖視するSFマニアにとっては到底許せるもんではなかったようです。
当時は濃いSFマニアの多くはアニメファンを蛇蝎の如く嫌ってましたしね。
SFアニメはSFではないとか、やってましたね。
もちろん全部がそうじゃないけど、アルカイダやタリバンみたいな感じで怖い人がいましたよ、当時は。
スピルバーグがレンズマンを映画化しようとしたが、諦めてスターウォーズを作ったと言われていますし仕方ないとは思いますが。
まぁ、今では濃いのがアニメファンにも居るから、面白いけど。
それとレンズマンですけど、おもちゃとプラモデルがトミーから出ています。
私はプラモデルの戦闘機サイクローダーとおもちゃのブリタニア号を持っております。
このブリタニア号が凄い良い出来で、ググッてみたら結構見せびらかしてる人が多いので
みてみて下さい。おもしろいですよ。

2016/04/26 (Tue) 23:23 | 暇なおじさん #- | URL | 編集
1527

原作は惑星を惑星にぶつけて潰すとか、凄まじい大量破壊、無差別虐殺合戦だからな。
イデオンとか、いろいろ壮絶な作品があった当時のアニメ業界でも、そのままではできなかった。技術的にも大変だけど。
改めて原作通りと言うより、こう言うSF超兵器による天体規模での絶滅戦争をガッツリやるようなアニメを見せて欲しい気はしないでもない。

2016/04/26 (Tue) 23:59 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1528

原作と同じなのは固有名詞だけなんだもん。
そりゃ、原作ファンは怒るさ。

劇場に見に行ってカーチェイスシーンで寝ちゃったのもいい思い出。

2016/04/27 (Wed) 00:02 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1533

※1526

情報どうもありがとうございましたm(__)m
玩具について、記事に追記させて頂きました。

2016/04/27 (Wed) 19:31 | 管理人 #- | URL | 編集
1538

たしかこれの映画は、ちょうどマクロスの映画と公開時期が同じくらいだったはず。
テレビでレンズマンの映画のCMを見ていて凄く見たかったけど結局マクロスを見た。
で、あとから、これのVHSのソフトを買ってもらったんだよなあ。
マクロスを映画で見て正解だったと思ったw

2016/04/28 (Thu) 23:49 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1551

レンズマンですか・・・・・・

※1528さんの指摘どおり固有名詞だけが同じで、原作とはかけ離れた駄作ですね。
今風に言えば「原作レ○プ」ですねwww
原作を神聖視していなくても、原作を読んだ人からは酷評されてますよ。

当時、同時期に上映された「クラッシャージョウ」が娯楽作品、SFエンターテイメントと
謳っていたのに対しテーマは「愛」と言い、いくつかのアニメ雑誌で失笑を買っていた
と記憶しています。

もし原作をお読みでないようでしたら、一読をお薦めします。
古典SFの名作ですよ。

2016/05/02 (Mon) 00:35 | おっさん(48) #- | URL | 編集
1715

自分はアニメ好きだったな
ヒットしたらシリーズ化するつもりだったであろう終わり方が哀しい・・・
だいぶ後になってレンズマンが長編小説だと知って古本屋に探しに行ったこともあったなあ

2016/05/30 (Mon) 23:14 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
4578

レンズマン、予告ではワイヤーフレーム多用してたんですけど、映画本編ではほとんど使われませんでした。予告やテレビ版OPで使われてたのはデモ映像だったんでしょうね。

2017/03/20 (Mon) 14:47 | やまねこ #- | URL | 編集

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