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【野球狂の詩】水島新司が描く、おっさんや女性投手が活躍する異色の野球物語




【☞野球狂の詩

『野球狂の詩』(やきゅうきょうのうた)は、1972年から1976年に『週刊少年マガジン』に掲載された、水島新司の野球漫画。1997年に『ミスターマガジン』で『野球狂の詩 平成編』として復活、廃刊後は『コミックモーニング』に移籍、『野球狂の詩2000』、『新・野球狂の詩』として掲載された。

プロ野球セ・リーグに所属する球団東京メッツの、50歳を超えたよれよれ投手・岩田鉄五郎や、女性投手・水原勇気など、愛すべき「野球狂たち」を主人公とした連作である。

「►ドカベン」などでお馴染の「水島新司」が描く野球漫画、およびそのアニメ作品。

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当初は、連作ではなく等身大の野球人の姿を描く、「読み切り短編」のスタイルを取っていました。
その為、初期の作品は、あまり前後のつながりを考えずに描かれていたようで、「月次連載」へと移行すると、キャラクターが増えていき、それに従い、選手の入団年や年齢の序列、メッツは何回優勝しているのか、などの矛盾も生じるようになったようです(^^;

そして、人気の上昇による「週刊連載」への移行に合わせて生まれた新しい主人公が、史上初の女性投手「水原勇気」でした。
「水原勇気」編は長編シリーズとなり、本作の中でも異色の物語になっています。
しかし、このシリーズは、単行本の10巻第4話から始まるため、作品として分けることが出来なかったようですね。
単行本は、全17巻、出ており、「水原勇気」編の終了とともに、本作も一旦、終了しました。

その後は、読み切り短編がいくつか発表されていましたが、1997年に「野球狂の詩 平成編」として『ミスターマガジン』にて復活。
以後、「野球狂の詩2000」、「新・野球狂の詩」とタイトルを変え、『ミスターマガジン』廃刊後は『週刊モーニング』に移籍して連載を続けまたした。
さらに、2004年からは『別冊モーニング』へ移籍しましたが、雑誌が廃刊になったこともあり、明確な最終回を迎えないまま連載が終了しています。

2005年の秋には秋田書店・講談社の合同企画で「野球狂の詩VSドカベン」が『週刊モーニング』、同じく「ドカベンVS野球狂の詩」が『週刊少年チャンピオン』にて(掲載誌によってタイトルの順序が異なる)、9週間に渡り掲載されました。

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と、まあ、非常に息の長い作品なわけですが、そんな、野球狂の詩は、1977年末にテレビアニメ化されています。
■テレビアニメ

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1977年末に単発のスペシャル番組として、水原勇気の入団騒動を描いた第1話が、フジテレビの金曜日20:00-20:54枠(『金曜ファミリーアワー』内)で放送される。
好評につき翌年の1978年5月~9月にかけて、毎月1回のスペシャル番組として第2-6話までの継続放送が決定。
同年11月からは、月曜日20:00-20:54枠で、第7話から毎週1回のレギュラー放送へ昇格した。

■あらすじ

プロ野球界の万年セリーグ最下位球団「東京メッツ」。
メッツがドラフト1位指名をしたのは女子高生野球部員「水原勇気」だった。

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女は選手として参加できないという野球協約を乗り越えて入団した勇気は、左のアンダースロー投球によって生み出した「ドリームボール」を武器に、プロ球界に挑んでいく。

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単発の放送→月一放送→レギュラー放送、と徐々に定着して行った経緯は、まさに、原作の漫画が、読み切り→月刊連載→週刊連載、になったので同じですね。
しかも、毎週、1時間枠のテレビアニメって、凄くないですか?

ちなみに、テレビアニメ版は、「水原勇気」編が第1~11話まで放送され、第12話からは岩田が主役の「よれよれ18番」を皮切りに、勇気入団以前の各キャラクター編になるなど、原作とは逆の構成で全25話が放送されました。

それでは、オープニング、エンディング、行ってみましょう。


野球狂の詩 OP



歌詞は無く、ハミングだけのオープニング、珍しいパターンですね。
でも、これ、格好良いメロディですね~。
特に、イントロは、ワクワク・ゾクゾクします。
で、ハミングだけですが、「堀江美都子」だと分かりますね(^^;

続いて、エンディング。
こちらは、3曲あります。
まずは、「勇気のテーマ」(第1-11話)

野球狂の詩 ED 1



2曲目は、 「栄光の彼方へ」(第12、15-25話)

野球狂の詩 ED 2



1曲目は、「堀江美都子」、2曲目は、「水木一郎」が歌っています。
どちらの曲も、昭和歌謡調のちょっと切ない感じのメロディが凄く良いですね。
なぜかノスタルジーを感じる(^^;

はい、それから、3曲目のエンディングは、第13・14話、「北の狼・南の虎」(前編/後編)で使われた曲です。
この、2話は、後に再編集され、アニメ映画として公開されました。
その時に使われた主題歌も合わせて、紹介しておきます。

まずは、主題歌、「北の狼南の虎」。

野球狂の詩 北の狼南の虎 OP



そして、エンディング、「母さんのともしび」(第13・14話)

野球狂の詩 北の狼南の虎 ED



水木一郎」の声が曲と合っていて、格好良いですね~。
特に、エンディング。
昭和テイストで、めちゃくちゃ良い歌だ。


さて、野球狂の詩。
アニメだけでなく、実写版も製作されています。

まず、1977年3月にアニメに先駆けて公開された「実写映画」。

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野球狂の詩 実写映画(1977年)



「水原勇気」役を「木之内みどり」が演じています。
「木ノ内みどり」は、アニメ版でも第6話まで「水原勇気」の声を担当していました。
ちなみに、レギュラー放送になった第7話以降は、「信沢三恵子」に変わっています。

はい。
そして、さらに、1985年には、フジテレビの「月曜ドラマランド」において、スペシャルドラマも放送されました。
主演は、「斉藤由貴」ですよ。

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野球狂の詩 テレビドラマ(1985年)


斉藤由貴、かわえ~な~♥

でも、このキャスティング・・・
当時、人気があって、しかも、「勇気」と「由貴」繋がり、という凄く安易な発想で決まったような気がする(^^;


はい、ということで、野球狂の詩。
水島新司」原作の野球に打ち込む個性的なキャラクターたちを題材にした連作。
アニメは、異例の1時間枠で放送され、また、実写映画やドラマも製作されました。
漫画の方も、断続的に読み切りや短期連載が発表されるなど、根強い人気がある作品です。
映像ソフトは、2003年に「キャラクター編+水原勇気編 DVD-BOX」が発売されたほか、2007年には、「SPECIAL DVD-BOX」も発売されています。

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興味のある方は、ぜひ。

以上



※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております

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水島新司が描く、おっさんや女性投手が活躍する異色の野球物語

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コメント

1464

乞食に、スリに、生き別れ、貧乏話と昭和の香りが漂う作品だったなあ
でも面白かった
自分は、水原勇気編より色んなキャラ編の方が好き


2016/04/12 (Tue) 21:06 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1465

原作漫画の審判の「ストラック!」という言葉は、もちろん「ストライク!」の変形なんだけど、アニメ版では
そのまんま「ストラーック!」と声優さんが叫んでいて違和感アリと言うか微笑ましかったですね。
実写映画版の小池朝雄演じる岩田鉄五郎が、投球するときに「にょーほぉーほぉ~」声に出して言うのも脱力でした。

「ウォッス10番」「ガッツ10番」は、里中満智子先生との合作なんだけど、アニメ版では「水島風少女キャラ」に
差し替えられてて、思わずニヤリ。

2016/04/12 (Tue) 21:37 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1466

現代の技術で演出されたドリームボールが見てみたい。
リメイクしてくんないかな。

2016/04/12 (Tue) 22:34 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1525

アニメ版の声優さん(信沢三恵子さん)は勇気のイメージに合わない声していた。
木之内さんのほうが良かったな。
そういえば、こち亀の初期に木ノ内みどりの名前がよく出て来る。

2016/04/26 (Tue) 09:32 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1594

木之内みどりさんはアニメ版の直後スキャンダルを起こして失踪していた記憶が・・・
レギュラー放送で変わった理由はそれでしょうね
映画版でファンになった中坊時代の自分はどエライ、ショックを受けてましたw

2016/05/10 (Tue) 22:53 | あの頃の名無し #RJYchVrg | URL | 編集

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