
【☞ゲームセンターあらし】
『ゲームセンターあらし』は、すがやみつるによる日本の漫画作品。『(月刊)コロコロコミック』(小学館)にて、1978年と1979年に2回読み切りが掲載され、1979年から1983年まで同誌に連載された。『コロコロコミック』以外でも小学館の学年別学習雑誌各誌で連載、もしくは掲載された。
1982年には、シンエイ動画制作・日本テレビ系放映でテレビアニメ化されている。
2013年にはぽこぽこにてWeb漫画として原作をほぼそのまま無料で全話読むことができるサービスが行われた。
『ゲームセンターあらし』は、すがやみつるによる日本の漫画作品。『(月刊)コロコロコミック』(小学館)にて、1978年と1979年に2回読み切りが掲載され、1979年から1983年まで同誌に連載された。『コロコロコミック』以外でも小学館の学年別学習雑誌各誌で連載、もしくは掲載された。
1982年には、シンエイ動画制作・日本テレビ系放映でテレビアニメ化されている。
2013年にはぽこぽこにてWeb漫画として原作をほぼそのまま無料で全話読むことができるサービスが行われた。
「►仮面ライダー」のコミカライズなどで有名な「すがやみつる」の作品。
子供の頃、私もこのコミック持ってました。
あらすじは、主人公「石野あらし」が、ゲームセンターやゲーム大会を舞台に、全国、全世界から集まるライバルたちと熱戦を繰り広げるというもので、基本的に1話完結のストーリーです。
「ゲームセンターあらし」の初出は、1978年の読み切り漫画。
題材になったゲームは、「ブロックくずし」でした。
ちなみに、1978年は、「インベーダーゲーム(スペース・インベーダー)」が登場した年です。
これが一大ブームになるわけですが、それに先駆けての「コンピュータゲーム」を題材にした漫画だったんですね。
「インベーダーゲーム」は、「ゲームセンターあらし」の2回目の読み切り(1979年)で題材となっています。
漫画を描くにあたって、編集担当からは、「仮面ライダー」みたいに描いて欲しい、という要求があったそうです。
いやいや、ゲームやるだけの漫画に仮面ライダーって・・・(^^;
すがやみつる自身もゲームは座ってやるものだという思い込みがあり、抵抗は感じたものの、単発の読み切りだから、ムチャでも良いか、と開きおなり、「ゲームセンターあらし」が誕生しました。
突飛な要求があったからこそ、あの「アクロバティック」で「派手」な演出が生まれた訳ですね。
これ、どう見てもゲームやってるようには見えないもん(^^;
王道のバトル漫画の一コマとしか言いようが無い格好良さがあります。
懐かしいですねー、「炎のコマ」とか「ムーンサルト」とか。
あと、たまに「出っ歯」使ったトンデモ技を繰り出したりw
「水魚のポーズ」という意味不明な瞑想スタイルで覚醒したりw
ただ、ゲームやってるだけなのに、子供心にポーズが妙に格好良くて、対戦相手との勝負もかなり熱くて、大好きな作品でした。
この漫画を見ると、ゲーセンのレバーを意味なく叩きたくなるw
ちなみに、連載当時、小中学生がゲームセンターにたむろして不良化する、という現象が問題になっており、それを考慮して漫画でもあらしが行きつけのゲームセンターに出入りできなくなるというストーリー展開になります。
結局、初期のストーリーを除いて、ゲームセンターで対決する話は無くなるのでした(^^;
確かに、私が子供頃のゲームセンターは、「不良」が集まる場所、というイメージがありましたねぇ。
実際、リーゼントしたお兄ちゃん達がいたのは事実だし(^^;
そんなゲームセンターあらしは、1982年にテレビアニメ化されました。
■テレビアニメ
1982年(昭和57年)4月5日から同年9月27日までの放送で、全26話。
制作はシンエイ動画。放送局は日本テレビ系。放送枠は月曜日19:00 - 19:30。
当時、シンエイ動画は藤子不二雄アニメの製作に特化していたため、シンエイ動画初の藤子アニメではない作品となった。
また、藤子不二雄作品以外でコロコロコミックに連載された作品としては初のTVアニメ化作品でもある
1982年(昭和57年)4月5日から同年9月27日までの放送で、全26話。
制作はシンエイ動画。放送局は日本テレビ系。放送枠は月曜日19:00 - 19:30。
当時、シンエイ動画は藤子不二雄アニメの製作に特化していたため、シンエイ動画初の藤子アニメではない作品となった。
また、藤子不二雄作品以外でコロコロコミックに連載された作品としては初のTVアニメ化作品でもある
アニメ化は、1980~81年をピークとしたファンの要望・署名活動などによって実現したものだったようです。
すがやみつる自身は、主題歌の作詞をするなどアニメ製作に協力はしたものの、アニメ化された事での苦労もあったようですね。
と、言うのも、アニメ化によって、より幅広い層を対象にした作品作りをしなければならなくなり、「コロコロ」のメインである小学校高学年の読者たちに受けるネタが作りづらくなったからです。
また、アニメ自体も人気が出ることはなく、当初の放送予定期間は1年間(全52話)だったにも関わらず、半分の半年間(全26話)で終了してしまいました。
こういった状況を受け、後に、すがやみつるは、
「自由が利かなくなってしまった。アニメになったことで結果的に「あらし」は死んだ…」
とアニメ化に対して、どちらかというと否定的に語っていたようです。
それでは、オープニング、エンディング、行ってみましょう。
ゲームセンターあらし OP/ED
オープニング、懐かしいですね。
♪あっ! あっ! あらしぃ~!♪
って、勢いがあって、耳に残るフレーズ。
子供達でも、すぐに覚えられそうなノリが良いです。
歌っているのは、「水木一郎」。
それから、エンディング。
こちらは、ちょっと記憶に薄いですが、歌っているのは、あらしの声を担当している「間嶋里美」。
そして、上でも書いた通り、オープニング、エンディング共に、作詞は原作者の「すがやみつる」が担当しています。
さて、ゲームセンターあらし。
実は、アニメ化によって、もう1つの「コロコロ」の人気漫画に大きな影響を与えています。
それは、「►あさりちゃん」。
実は、放送開始時、テレビ朝日系列局では「あさりちゃん」のアニメが放送されていました。
しかし、これが「あらし」と全く同じ月曜日19:00 - 19:30枠での放送で、しかも、同じ「コロコロ」連載のアニメがバッティングする事態となってしまったのです。
結局、このことが原因で「あさりちゃん」は「コロコロ」での連載が終了することになりました。
詳しい状況はわかりませんが、やはり、作者と編集者側の不和が原因なんですかね。
とは言え、「あさりちゃん」は、その後も「小学館」の学年誌で連載を続け、2014年には、「二人組による1コミックシリーズ最多発行巻数(女性作家)」として「ギネス世界記録」に認定される事になります。
一方、「あさりちゃん」のアニメは、「ゲームセンターあらし」のアニメが始まって以降も順調で、約1年(全54話)続いたのに対し、「ゲームセンターあらし」は、予定の半分で打ち切られたのは、何とも皮肉な話ですね。
はい、という事で、ゲームセンターあらし。
「すがやみつる」のゲーム対決を題材にした、当時としては画期的な漫画、およびそのアニメ。
映像ソフトは、長らく発売されていませんでしたが、2011年3月になって、ようやくDVD-BOXが発売されました。
このBOXには、特典として、「パイロットフィルム」など貴重な映像も入ってるようです。
さらに、発売予定が、3.11の大地震によって若干延期された、という記憶に残るオチ付き。
興味のある方は、ぜひ。
以上
※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております
【ゲームセンターあらし】
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