
【☞キャプテン・フューチャー】
『キャプテン・フューチャー』 (Captain Future) は、主としてエドモンド・ハミルトンにより書かれたスペースオペラのシリーズであり、その主人公であるカーティス・ニュートンの別名である。また本シリーズが主に掲載された雑誌の名称でもある。
長編20作中3作はハミルトン以外の作家が担当している(→#作品リスト)。『キャプテン・フューチャー』誌が廃刊となった後に発表されたシリーズ末期の長編および、本編終了後に書かれた番外編的な短編は『スタートリング・ストーリーズ』に掲載された。
『キャプテン・フューチャー』 (Captain Future) は、主としてエドモンド・ハミルトンにより書かれたスペースオペラのシリーズであり、その主人公であるカーティス・ニュートンの別名である。また本シリーズが主に掲載された雑誌の名称でもある。
長編20作中3作はハミルトン以外の作家が担当している(→#作品リスト)。『キャプテン・フューチャー』誌が廃刊となった後に発表されたシリーズ末期の長編および、本編終了後に書かれた番外編的な短編は『スタートリング・ストーリーズ』に掲載された。
アメリカのSF作家「エドモンド・ハミルトン」の長編シリーズ作品。
初出は、1940年発刊の「キャプテン・フューチャー誌」冬号に掲載された長編「恐怖の宇宙帝王(Captain Future and the Space Emperor)」。
以降、春号に「暗黒星大接近(Calling Captain Future)」、夏号に「挑戦!嵐の海底都市(Captain Future's Challenge)」など、季刊ごとに新作が掲載され、キャプテン・フューチャー誌が廃刊になる1944年冬号までに長編17作品、その後、「スタートリング・ストーリーズ誌」に移ってからは、長編3作、短編7作が掲載されました。
原作者の「エドモンド・ハミルトン」と言えば、「円谷プロ」が実写化したスペースオペラ「►スターウルフ」も有名ですね。
そして、この「スターウルフ」が放送されたのと同じ年(1978年)に、NHKによってアニメ化されたのが、「キャプテン・フューチャー」です。
■キャプテン・フューチャー(テレビアニメ)
1978年11月7日から1979年12月18日まで52回にわたり放映された。
制作は東映動画(現・東映アニメーション)。
原作の1作品分を30分×4回で描く形式で、全52話で13作品、さらにスペシャル版1話を入れると14作品がアニメ化された。
1978年11月7日から1979年12月18日まで52回にわたり放映された。
制作は東映動画(現・東映アニメーション)。
原作の1作品分を30分×4回で描く形式で、全52話で13作品、さらにスペシャル版1話を入れると14作品がアニメ化された。
■あらすじ
時は未来。
生物学者「ロジャー・ニュートン」は人工生命創造に挑戦し、完成間近だったが、陰謀家「コルボ」に目につけられて、 妻をつれて”生きている脳”「サイモン・ライト」とともに月にある隠れ家に逃れた。
間もなくニュートン夫妻の間に男の子が生まれ、「カーティス」と名付けられた。
さらに、人工人間である”鋼鉄製ロボット”「グラッグ」と、”合成樹脂アンドロイド”「オット」を創り出すが、コルボによって妻と共に暗殺されてしまう。
残されたカーティスは、サイモン、グラッグ、オットーによって月世界で育てられる。
サイモンはカーチィスにあらゆる科学分野の知識と工学的知識を授け、すべての技術を短時間のうちに身につけさせる。
成人し、両親の死の真相を知ったカーティスは、科学を不正な目的に利用しようとする悪と戦う決意。
そして自ら「キャプテン・フューチャー」と名乗り、宇宙の正義と平和のために旅立っていく。
アニメ版は、NHKにより、「►未来少年コナン」に続く、連続アニメ第二弾として製作されました。
当時は、映画「スター・ウォーズ」の一大ブームが起きていた事もあり、デザインや演出にかなり影響が見られるようです。
また、アニメの放送時期には、アニメのキャラクターを使った翻訳版も多数出版されていたみたいですね。
それでは、オープニング、エンディング、行ってみましょう。
キャプテン・フューチャー OP
落ち着いたナレーションでの始まりや、派手過ぎないメロディ。
それでも、テンポが良くて、アクションアドベンチャーのノリがあります。
NHKらしい品の良さを感じるオープニングですね。
タイトルは「夢の舟乗り」。
歌っているのは、「ヒデ 夕樹(ひで ゆうき)」。
これまでに何度も紹介していますが、70年代のアニメや特撮の主題歌を数多く歌っているシンガーですね。
ちなみに、オープニング曲は、第1~9話前後まで使われたバージョン(上の動画)、ナレーションや歌唱が若干異なる9話前後~30話に使用されたバージョン(「みんなのうた」にも使用された)、そして、「ゴタイゴ」のボーカル「タケカワユキヒデ」が歌唱しているバージョン、の3つがあります(曲自体はどれも同じです)。
タケカワユキヒデバージョンの動画があったので、貼っておきます。
キャプテン・フューチャー OP(タケカワユキヒデ Ver.)
ヒデ夕樹の力強い歌声も良いですが、このバージョンも良いですねー。
タケカワユキヒデの澄んだ歌声とメロディが合ってる様に思います。
はい、続いてエンディング。
キャプテン・フューチャー ED
良い曲ですねー。
何だろう、NHKの曲って映像と合わさると凄くノスタルジーを感じる(^^;
タイトルは、「ポプラ通りの家」。
歌っているのは、「ピーカブー」。
さて、アニメ版キャプテン・フューチャー。
アニメ化にあたって、原作とは大きく異なる点も多々あるようです。
まあ、原作は、1940年の作品ですからねー。
まず、原作では主に「太陽系」内を舞台にしていますが、アニメでは、「銀河系」規模でストーリーが展開します。
また、愛機「コメット号」の船体デザインも原作の描写とは大きく違うようです。
原作のコメット号は「涙滴型」であると設定されていますが、アニメ版は、映画「2001年 宇宙の旅」の「ディスカバリー号」と「スターウォーズ」の「Xウィング」という二つの有名宇宙船の特徴を併せたようなデザインになっています。
さらに、アニメには、原作にはない、小型船「コスモライナー」も登場します。
はい、最後に玩具も載せておきましょう。
■コメット号
■コスモライナー
ちなみに、日本以外(海外)の玩具として、「►グレンダイザー」の型を利用して作られた「超合金」が発売されていたらしいです。
それが、これ↓
だぁー!!酷い!( ̄□ ̄;)
頭部だけ変えたのがバレバレな完成度の低さwww
適当過ぎませんかね(^^;
売れ行きはどうったんでしょうねー。
はい、という事で、キャプテン・フューチャー。
SF作家「エドモンド・ハミルトン」の小説をNHKと東映動画がアニメ化した作品。
原作は、長編で20冊以上も出ている壮大なスペースオペラですが、そのうち13作品分(スペシャル版を含むと14作品)がアニメ化されました。
原作とは違うところも多いようですが、アニメ化当時でさえ40年近く前の古典ですから、それをキャラもストーリーも上手くまとめ、現代でも通用する作品に仕上げたた良作だと思います。
映像ソフトは、今年の秋に、Blu-ray BOXの1巻(2016年9月)、2巻(2016年11月)が発売される予定みたいですよ!
現在、「►Amazonで予約受付中」です。
興味のある方は、ぜひ。
以上
※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております
【キャプテン・フィーチャー】
スペースオペラの古典をうまくアニメ化、さすがNHK
スペースオペラの古典をうまくアニメ化、さすがNHK