
【☞超新星フラッシュマン】
『超新星フラッシュマン』(ちょうしんせいフラッシュマン)は、1986年(昭和61年)3月1日から1987年(昭和62年)2月21日までテレビ朝日系列で毎週土曜18:00 - 18:25(JST)に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第10作目に当たる。
本作品では、1981年の訪日調査開始をきっかけに社会的関心を集めていた中国残留日本人孤児の問題がテーマの一つとして取り入れられた。また当時の東映作品には、『超電磁マシーン ボルテスV』などの長浜ロマンロボシリーズからの系譜で敵方のドラマを緻密に描くという傾向があったが、今度は「ヒーロー側」のドラマを緻密に描こうという方向性が生まれた。
『超新星フラッシュマン』(ちょうしんせいフラッシュマン)は、1986年(昭和61年)3月1日から1987年(昭和62年)2月21日までテレビ朝日系列で毎週土曜18:00 - 18:25(JST)に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第10作目に当たる。
本作品では、1981年の訪日調査開始をきっかけに社会的関心を集めていた中国残留日本人孤児の問題がテーマの一つとして取り入れられた。また当時の東映作品には、『超電磁マシーン ボルテスV』などの長浜ロマンロボシリーズからの系譜で敵方のドラマを緻密に描くという傾向があったが、今度は「ヒーロー側」のドラマを緻密に描こうという方向性が生まれた。
「►チェンジマン」の後継番組で、「スーパー戦隊シリーズ」第10作目にあたる作品。
それまでの東映作品は、「►長浜ロマンロボシリーズ」の影響を受け、敵側のキャラクターを掘り下げたストーリー展開になる傾向がありましたが、本作では、主人公側のドラマを緻密に描く方向に転換しています。
その方針は、以下の3つ。
- ヒーローを天涯孤独で、家族のぬくもりを知らない身の上とする
- 20年ぶりに故郷の星を見て感動に震える若者たちの姿を通じて、自然と生命の大切さを訴える
- 明るくさわやかな面を強調する。背負った運命の重さに負けず、日々を力強く生きる主人公たちの姿を描く
特に、主人公たちが孤児である点は、「5人の親は誰なのか?」という謎が、主要視聴者である子供にとって興味をそそり、共感を呼ぶ設定となりました。
■あらすじ
地球暦1966年。
改造実験帝国「メス」のエイリアンハンターに誘拐された地球人のうち、5人の子供は、異星人「フラッシュ星人」に救われフラッシュ星系の5つの星へ分かれて育った。
それから20年後。
成長した5人は自分達をさらったメスが地球侵略を計画していることを知る。
「ジン」をリーダーとする5人は養親の説得を振り切って地球に帰還し、親子の絆を引き裂いたメスへの怒りとともに、地球を守るべくフラッシュ星のテクノロジーで武装した戦士「フラッシュマン」として戦う。
メスの脱走者であり、フラッシュ星人の英雄・タイタンの遺志を伝えた「レー・バラキ」や、20年前に失踪した子供の行方を追うべく独力でタイムマシンを作り上げた「時村博士」とその一家の支援・協力を得ながら、彼らはメス撃退と肉親捜しという困難な命題に立ち向かっていった。
しかし養親が彼らの帰還に反対したのは理由があった。タイタンがそうであったように、フラッシュ星で育った者…本来地球人であるジンたち5人は長期的には地球の環境に適応できず、「反フラッシュ現象」と呼ばれるショック現象を起こしてしまう。
体調に異変を生じ、このまま地球に留まることは死を意味する事を知った彼らは、いっそう激しさを増すメスとの戦いだけでなく、残された時間とも戦わねばならなくなっていくのだった…。
それでは、オープニング、エンディング、行ってみましょう。
フラッシュマン OP
フラッシュマン ED
オープニングはテンポの速い曲で、テンション上がりますね。
それから、エンディングもノリが良くて、オープニングとして使っても全然違和感ありません。
歌っているのは、「北原 拓(きたはら たく)」。
それから、作曲は、「ゴタイゴ」のボーカルだった「タケカワユキヒデ」が担当しています。
タケカワさんは、戦隊シリーズの主題歌がどれもテンポが速いことを知っており、それを意識して作曲したようです。
本曲に関して、「それまで書いたどの曲よりもテンポが速かった」、と語っているようですね。
ちなみに、タケカワさんの子供達は、本作の主題歌をタケカワ本人が歌うと思っていたようで、遊園地のイベントで北原さんが歌っているのを見て、「歌わせて貰えなかったんだ・・・」とつぶやいたそう・・・(^^;
悲しいー(;´Д`;)
実は、タケカワさんは、本作の前年(1985年)にゴダイゴを解散し、ソロ活動を始めたばかりの頃。
子供たちも残念だっただろうけど、子供たちに「歌わせて "貰えなかったんだ"」と思われれたのは、親としても何だかショックだろうなぁ(^^;
はい。
ところで、フラッシュマン。
作品の大きな特徴としては、本作では、巨大ロボが3体も登場する点が挙げられれます。
本作には、巨大ロボとして、第2話から「フラッシュキング」が登場します。
■フラッシュキング
フラッシュキングは、「タンクコマンド」、「ジェットデルタ」、「ジェットシーカー」が「合体・フラッシュクロス!」の掛け声で合体してできる巨大ロボです。
しかし、第15話で敵の攻撃により大破してしまう!!
フラッシュキングの大破によって、第18話から登場したのが、「タイタンボーイ」と「グレートタイタン」です。
■タイタンボーイ
■グレートタイタン
タイタンボーイは、第17話から登場する「フラッシュタイタン」という巨大トレーラーの前方牽引車が変形していできるロボット。
フラッシュキングよりも小型ですが、機動力が高く、身軽な動きで敵を翻弄します。
また、グレートタイタンは、フラッシュタイタン後部トレーラー部と、タイタンボーイが変形合体してできる巨大ロボ。
フラッシュキングを上回るその巨体で、劇中では無敗でした。
■フラッシュタイタン
第20話で、フラッシュキングは、復活しますが、その後は、状況に応じて、フラッシュキングとタイタンボーイ/グレートタイタンを使い分けるようになります。
ロボットが3体、これは、贅沢だ(^^;
ちなみに、このトレーラーがロボットに変形するアイデアが生まれた背景には、当時ブームとなっていた「►トランスフォーマー」シリーズに対抗するスポンサーの戦略もあったようです。
はい。
それから、ヒーロー5人の色は、今回は、以下の5色となっています。
レッド、ブルー、グリーン、ピンク、イエロー。
ブラックの代わりにグリーンが復活して、伝統的な5色に戻った感じですね。
女性が二人いる点は前作と同様ですが、色は、ピンクとイエローです。
また、変身後の各ヒーローの名前も、「カラー」+「フラッシュ」、例えば、「レッドフラッシュ」、「ブルーフラッシュ」等になっており、こちらもシリーズの一般的なネーミングに戻っています。
で、女性戦士。
気になる人がいますね?・・・はい、私です(笑)
せっかくなので、女性二人を紹介しておきましょう。
サラ=イエローフラッシュを演じているのは、「中村容子」。
ルー=ピンクフラッシュを演じているのは、「吉田真弓」です。
お二人とも、その後は、目立った活躍はしてないみたいですねぇ。
それと、残念ながら、今回は、「パンチラ」動画は無ぇっすw
はい、という事で、超新星フラッシュマン。
スーパー戦隊シリーズ第10作目。
ヒーローのカラーやネーミングは、シリーズの一般的な形式に戻っていますが、中国残留日本人孤児の問題がテーマの一つにして主人公側のドラマを掘り下げたり、巨大ロボを複数登場させるなど、斬新な設定を盛り込んだ作品です。
映像ソフトは、2010年に、DVD(全5巻)が発売されています。
興味のある方は、ぜひ。
以上
※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております