
【☞白獅子仮面】
『白獅子仮面』(しろじしかめん)は、1973年4月4日から同年6月27日まで日本テレビ系で全13話が放送されたテレビ映画である。大和企画製作の特撮時代劇。
江戸時代を舞台とした変身ヒーロー時代劇。制作には京都映画と宝塚映画が協力しており、1970年代の特撮時代劇としては唯一京都で撮影された。
『白獅子仮面』(しろじしかめん)は、1973年4月4日から同年6月27日まで日本テレビ系で全13話が放送されたテレビ映画である。大和企画製作の特撮時代劇。
江戸時代を舞台とした変身ヒーロー時代劇。制作には京都映画と宝塚映画が協力しており、1970年代の特撮時代劇としては唯一京都で撮影された。
時代劇に変身ヒーローを組み合わせた異色の特撮作品。
「時代劇風」と言えば、大ヒットした「►快傑ライオン丸」や、「►変身忍者 嵐」等が有名ですが、これらは、旅をしながら迫り来る敵と戦う、というストーリーでした。
一方、本作の主人公は、「江戸の治安を守る同心」という設定で、世界観としては、若干スケールが小さく感じます。
「遠山の金さん」、「大岡越前」などに変身ヒーローが登場するような感じでしょうか。
何より、「京都映画」や「宝塚映画」が製作協力に名を連ねていることもあり、セットはかなり本格的です。
そういう意味では、最も「時代劇風」な特撮番組と言えるかもしれません。
■あらすじ
時は江戸時代。
悪の「火焔大魔王」は日本征服の手始めに南町奉行・大岡越前守の抹殺を図り、尖兵・狼仮面を差し向けた。
それを追った武装同心隊・隊長「剣 兵馬」は敵の罠にかかり絶体絶命の危機に陥るが、獅子の顔をした神に助けられ、力を授かる。
兵馬の二丁十手がカチッと鳴れば、江戸で評判「白獅子仮面」がスカッと参上!
白獅子仮面は日本を守るべく火焔大魔王の差し向ける妖怪に立ち向かう。
それでは、主題歌、行ってみましょう。
白獅子仮面 OP/ED
オープニングもエンディングも、独特の雰囲気がある曲ですね。
オープニングの冒頭、冷静に「しろしじかめん・・・」、とタイトルコールするところにニヤリとしました。
一般的な特撮作品なら、勢いよくタイトルコールしてるはず(^^;
まあ、その後の変身時の掛け声、「ししくー!!(獅子吼)」は、ちゃんと絶叫してますけど。
あと、曲調も時代劇っぽく、テンポ遅めで、「こぶし」を利かせたような歌唱。
歌っているのは、「水木一郎」ですが、聴き慣れた兄貴の歌い方と全然違います。
ただ、ヒーロー番組特有の力強さは感じますね。
エンディングは、イラストを使った映像と、子供達のコーラスが、「昭和の歌」、な感じが出てて良いです。
明るい曲調もノリが良いですね。
ちなみに、使われているイラストは、本作のコミカライズを担当した「古城武司」のものです。
古城さんは、「►バロム・1」や「►流星人間ゾーン」「►ライディーン」、「►イデオン」など、多くの作品のコミカライズを担当した人です。
舌癌に冒され鎖骨にも転移しましたが、「漫画が描けなくなる」という理由で手術を拒み、2006年にお亡くなりになってます。
漫画を描くことが好きだったんでしょうねぇ。
漫画家の鑑のような人です。
さて、白獅子仮面。
ヒーローとは言え、その風貌はかなりインパクト強いです。
特にオープニングのこの↓シーン。
こえぇぇぇぇーーー((((;゜Д゜)))
これ、子供の頃に見たらトラウマになりそう(笑)
ぶっちゃけ白獅子仮面って、ヒーローというより「悪人面」してて怖いっす(^^;
おそらく、歌舞伎のこれ↓がモチーフなんでしょうけど・・・
はい、という事で、白獅子仮面。
時代劇に変身ヒーローを登場させた特撮ドラマ。
この手の作品としては、後発な為、斬新さはありませんが、特撮時代劇としては唯一、京都で撮影された本格的な作品です。
しかし、人気が出ることはなく、わずか13話で終了してしまいました。
何番煎じかのアイデアってよりも、まず、白獅子仮面が怖いのが子供達に受け入れられなかったんじゃないかと思ったり・・・。
映像ソフトは、2003年に全話収録のDVD-BOXが発売されています。
興味のある方は、ぜひ。
以上
※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております