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【スピルバン】変身ヒロイン初登場!宇宙刑事路線の集大成を目指して!




【☞時空戦士スピルバン

『時空戦士スピルバン』(じくうせんしスピルバン)は、1986年(昭和61年)4月7日から1987年(昭和62年)3月9日までテレビ朝日系で毎週月曜日19時00分から19時30分に全44話が放送された、テレビ朝日・東映製作の特撮テレビ番組。

『ギャバン』以来メインライターを務めてきた上原正三(脚本家)の、最後のメインライター作品でもある。内容的には『シャリバン』の「奇星伝」と銘打たれた中盤以降の設定を下敷きにして、さらに主人公側の人間ドラマを複雑にしたといった趣の内容であった。また、同作では番組終盤で描かれた敵組織内部の確執のドラマも、本作では初期から描かれている。ただし、第1話などのサブタイトルやダイアナの得意技がヒッププレスだったりすることに象徴されるように、『秘密戦隊ゴレンジャー』的なコミカルな要素もある。

『ジャスピオン』同様、鍍金質のスーツや主人公側のメカニック、主人公変身時の解説ナレーションなど、基本的なフォーマットは「宇宙刑事シリーズ」からのパターンを踏襲している。

「►ジャスピオン」の後継番組で、「►メタルヒーローシリーズ」としては、第5作目となる作品。
本作は、シリーズで初めて変身するヒロインが登場する作品となりました。
ちなみに、「スピルバン(SPIELBAN)」の名の由来は映画監督「スティーヴン・スピルバーグ」からだと言われています。

宇宙刑事シリーズからの脱却」を狙った筈の前作「ジャスピオン」が、結果的には宇宙刑事を踏襲する形で幕を下ろしてしまった事を踏まえ、逆に「宇宙刑事路線の集大成」をコンセプトに掲げ、王道的展開を目指して製作されています。

メインライターを務めた「上原正三」にとっても自身の集大成とする意気込みが有った様で、宇宙刑事のみならず「スーパー戦隊シリーズ」や「►レッドバロン」など、氏が手掛けた過去作品からの引用も積極的に行なわれているようです。

■あらすじ

地球の真水を奪うべく、「ワーラー帝国」が侵略を開始した。
その野望を阻止する為、たった2人で立ち向かう戦士、「スピルバン」と「ダイアナ」の姿があった。

二人の故郷であるクリン星は14年前、ワーラー帝国の急襲により滅ぼされてしまった。

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生き残りの人々は幼いスピルバンとダイアナに希望を込め、クリン星と環境のよく似た地球へと送り出した。

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到着までの12年間、生命維持装置の中で眠ることとなった2人は地球の歴史や文化などの予備知識を与えられ、戦士へと成長していった。

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故郷と仲間を失った2人の目的は、地球を第二のクリン星にしないこと。
そして、ワーラー帝国に捕らわれたスピルバンの父「ベン」と姉「ヘレン」を救出すること。

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しかし、スピルバンの目の前には非情な現実が襲い掛かる。父と姉が自分達の命を狙う敵として現れたのだ。

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ワーラー帝国の肉親の絆を断ち切る卑劣な作戦に翻弄されるスピルバンとダイアナ。
それでも2人は共に励まし、支えあいながら戦い抜くのだった。

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はい、それでは、オープニング、エンディング、行ってみましょう。


スピルバン OP



ノリが良くて、格好良い曲です。
歌っているのは、「水木一郎」ですね。

エンディングは、2曲あります。
まずは、第10話まで使われた「君の仲間だスピルバン」(第1 - 10話)

スピルバン ED 1



物悲しい感じの曲ですねー。
故郷を滅ぼされ、肉親も敵に変えられ、2人で戦い続けるしかない・・・というストーリーに合わせた曲なのかな。
曲調や途中に入る子供達のコーラスなんか、何となく時代劇を連想してしまいました(^^;
「メタルヒーロー」という感じはしないなあ(笑)

はい、続いて第11話以降で使われた「結晶だ! スピルバン」(第11 - 44話)

スピルバン ED 2



こっちは、一転してロック調の曲。
オープニングに使われても違和感ない感じですね。
もともと、この曲は挿入歌として使われていたようですが、エンディング曲に昇格したようですね。
やっぱり、最初のエンディングは不評だったのかな。


さて、スピルバン。
冒頭でも書いたように、本作は、変身するヒロインが初登場した作品です。

城 洋介(じょう ようすけ) / ダイアナ
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スピルバン / ダイアナレディ
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演じていたのは、「澄川真琴(すみかわ まこと)」です。

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はい、そして、特撮ヒロインと言えば、お馴染のコレ↓www

スピルバン ダイアナ ピンチ!


澄川真琴は、この後、JACを止めて、芸名を「高野槇 じゅん(こうやまき じゅん)」に変更して、声優をやっていたりしたみたいです。
で、結婚を機に芸能界を引退したようですね。

はい。
それから、もう1人、重要な女性キャラが登場します。
それが、「ヘレン」。

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スピルバンの生き別れの実姉。
改造されて「ヘルバイラ」となり、意に反してスピルバンと戦いを繰り広げることとなる、とう設定。

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演じているのは、「森永奈緒美」。
そう、「►シャイダー」に「アニー」役で出演していた、まさにメタルヒーロー界におけるパンチラアクションの始祖です(笑)

スピルバン ヘレン ピンチ!


森永さん、ありがとうございました(笑)

いかん、このままでは、スピルバン要素が薄すぎる・・・

よし!もっとよく見てみよう。
これが、スピルバンだ!

spilban-jaspion.jpg


Σ(゚Д゚)!?

Noooooo! これ、ジャスピオーンっ!!

spielban-nooooo.png


スピルバンは、私だ。

spilban-spielban.jpg


・・・・・似てますね。


はい、最後に、スピルバンに登場する巨大ロボを紹介しておきます。

spilban-grannask2.jpg

スピルバンには、「超時空戦闘母艦グランナスカ」が登場します。

spilban-grannask-toy.jpg

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グランナスカは、巨大な拳銃のような形態である「カノンフォーメーション」と、巨大ロボット形態である「コンバットフォーメーション」に変形することができます。

カノンフォーメーション
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コンバートフォーメーション
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と、いう事で、時空戦士スピルバン。
映像ソフトは、2005年にDVD(全4巻)が発売されています。

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また、2015年2月から7月にかけては、Youtubeの「東映特撮 YouTube Official」にて、ネット配信が行われています。
これは、2013年の初配信以来、2度目の配信でした。
なので、タイミング的に、しばらくはネット配信は無さそうですが、いずれまた再配信の時が来ると思います。
それまで、首を長くして待ちましょう。

以上



※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております

【スピルバン】
変身ヒロイン初登場!宇宙刑事路線の集大成を目指して!
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コメント

1305

スピルバンはシャリバンの人が主役に帰ってきたから見てましたね〜前回のジャスピオンの時は変身しなかったから物足りなくなっていたから途中から見なくなってちゃたから期待してました後出演者が何気に豪華水木一郎さんとか曽我町子さんとか内容がかなりハードな展開で前半はスピルバンがかなり劣勢なっていてかなり可哀想だった後半になるとヘレンが戻って来てくれたんでかなり緩和されたらよかったよあのままだったら見なくなるおそれがあったから水木さんがイベントで主題歌の俺はスピルバンを歌った時に子供に何でベン博士がスピルバンを自分自身みたいに言っているのかと聞いて来て水木さんが困った😓そうな

2016/03/14 (Mon) 18:43 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1306

スピルバン好きだったあ
当時としてはメタルヒロインが登場するっていうのが凄く斬新に感じたのを覚えてる
当初はダイアナ、後半はヘレンも加わって、両手に花状態
こんな華やかなヒーローはスピルバンぐらいだろう

2016/03/14 (Mon) 19:51 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1307

時空監督だ~、お~れ~はスピ~ルバ~グ
と替え歌を作って歌った当時幼稚園の自分
それから暫く経った後、スピルバンの元ネタがスピルバーグ監督と知った自分は
ものすごくガッカリした、という思い出があった
あのときの自分はそれくらいスピルバンが好きだったんだなあ、と

2016/03/14 (Mon) 20:10 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1308

ギャグメーカーの小山大五郎が途中でイキナリいなくなったり、ミッキー・カーティス演じるギローチン皇帝の
タイムスリップ描写がまんま「ターミネーター」だったりと、前作以上に迷走してましたなあ。

アーク・インパルスを決める時に「俺の怒りは爆発寸前!」と言うようになってから急激に物語が単純化してしまいましたが、ヘレン(ヘルバイラ)がアッサリとスピルバンの味方についてヘレンレディを名乗ったりと(スーツ自体はダイアナレディの流用?)ユルイ描写が魅力の作品でした。

劇中歌「黒ミサロック」は神曲ならぬ悪魔曲。

2016/03/14 (Mon) 22:44 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1320

"宇宙刑事路線"はもっと広げられたと思うんだ

2016/03/16 (Wed) 20:35 | 名無しのアニ特さん #StcmbDTo | URL | 編集
1333

中盤までやたらハードな展開が続いていて、スピルバンとダイアナが前向きなキャラだけに可哀想で見ていられなかったね。

ヘレンは取り戻したかと思ったらヘルバイラに変身させられてワーラーへ戻るみたいな話が何度か続いたので、ヘレンレディに初めて結晶した時はついにちゃんと取り戻したんだ!って感動が大きかった。

「俺の怒りは爆発寸前!」だった決め台詞が、最終回で「俺の怒りは、今、爆発!」になったときがシリーズ最大のカタルシスでしたよ。
そのあとのオチは知らないがwww

2016/03/18 (Fri) 21:03 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1394

ヘルバイラ → ヘレンレディは胸アツだったなあ。
ただ、ダイアナレディとヘレンレディは色を変えて欲しかった。
見た目区別がつかん。
まあ、三人で並んだ時のバランスを考えたのかもしれんけど。

2016/03/30 (Wed) 14:58 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
17061

スピルバン 宇宙刑事路線(メタルヒーローシリーズ)の集大成を目指した割には、中途半端に終わってしまったなあ。やっぱり中盤のテコ入れで登場してきたミッキーカーチス(ギローチン皇帝)が特にいけなかったのかなあ。
ヒーロー物の幹部役にはちと貫禄ないもんな。元ロカビリー歌手だし。
あと、主人公スピルバンの肉親が洗脳されて敵側にいるっていう展開で話を作るのがなかなかやりにくかったのかも。
最終回のクリン星が実はスピルバンとダイアナの活躍によってワーラーが滅んだあとの未来の地球でした っていう『オチ』も急に作ったような感じだし。渡浩史もヒーロー役が板についてきた頃だったし、それに実質敵ボスパンドラ役の、曽我町子はさすがの貫禄でよかったんだけどねえ。惜しいなあ。

2019/09/24 (Tue) 20:55 | あの頃の名無し #- | URL | 編集

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