
【☞ハロー!サンディベル】
『ハロー!サンディベル』は、1981年3月6日~1982年2月26日の間、テレビ朝日系列で毎週金曜に放送されていた東映動画制作のアニメ番組である。全47話、各話24分。
少女サンディベルの成長を描いた、少女向けアニメーションである。
「キャンディ・キャンディ」「花の子ルンルン」「魔法少女ララベル」に続いて放映された。それまでの3作でチーフアニメーターを務めていた進藤満尾に代わりOHプロダクション出身の柳瀬譲二が起用され、「長くつ下のピッピ」の挿絵等の桜井誠のキャラクター原案を元にしたキャラクターデザインが行われている。前2作のような魔法を使う設定ではなく、純粋にひとりの少女の成長を描いた作品であり、シリーズ第1作の「キャンディ・キャンディ」のような少女大河ロマン回帰を目指した作品といえる。
『ハロー!サンディベル』は、1981年3月6日~1982年2月26日の間、テレビ朝日系列で毎週金曜に放送されていた東映動画制作のアニメ番組である。全47話、各話24分。
少女サンディベルの成長を描いた、少女向けアニメーションである。
「キャンディ・キャンディ」「花の子ルンルン」「魔法少女ララベル」に続いて放映された。それまでの3作でチーフアニメーターを務めていた進藤満尾に代わりOHプロダクション出身の柳瀬譲二が起用され、「長くつ下のピッピ」の挿絵等の桜井誠のキャラクター原案を元にしたキャラクターデザインが行われている。前2作のような魔法を使う設定ではなく、純粋にひとりの少女の成長を描いた作品であり、シリーズ第1作の「キャンディ・キャンディ」のような少女大河ロマン回帰を目指した作品といえる。
「►東映魔女っ子シリーズ」の最終作となった「►魔法少女ララベル」の後継番組で、東映の少女向けアニメシリーズの第1作目である「►キャンディ♥キャンディ」のような少女大河ドラマへの回帰を図った作品です。
主人公「サンディベル」の声を担当したのは、本作が声優デビューとなる「山本百合子」。
「►北斗の拳」の「ユリア」や、1989年版の「►サリーちゃん」をやってる人です。
最初は、主題歌のオーディションを受けたようですが、それに不合格となりましたが、主人公の声として抜擢されました。
ある意味、主題歌で合格するより良い結果じゃないですかね(^^;
本作のストーリーは、スコットランドを主な舞台とした「スコットランド編」、ロンドンを主な舞台にした「ロンドン編」、新聞記者となりヨーロッパを回る「記者編」の3つのパートがあります。
それぞれのあらすじを軽く紹介しておきましょう。
■あらすじ
「スコットランド編」(1話~14話)
イギリス、スコットランドの片田舎に住む12歳の少女、サンディベル=クリスティー。
彼女の12歳の春から物語は始まる。
厳格だが優しい父、レスリー=クリスティーの元で、彼女は町の人気者として明るく元気に成長していく。
町の近くに別荘を持っていた伯爵夫人と、その息子「マーク=ブランチ=ウェリントン」との出会い。
マークにほのかな恋心を抱くサンディベル。
だがやがて伯爵夫人の突然の死とマークの失踪、そして父レスリーの死など辛い出来事に続けて出会うこととなる。
父レスリーは死ぬ間際に、サンディベルが本当の娘ではなく、海難事故に遭ったときに嵐の海で赤ん坊の彼女を助け、自分の娘として育てることにしたという事実を伝えた。
「ロンドン編」(15話~24話)
育ての父、レスリー=クリスティーの死後、サンディベルは彼の遺言にしたがってロンドンにあるレスリーの親友、「カンカン」こと「カーン=ロンウッド」が経営するロンウッドニュース社に住み込むこととなる。
そこでのカンカンの妻オナー夫人とその娘エバとの確執と和解、パートナーとなるリッキー=ケントルとの出会い、そして身の回りに起こるさまざまな出来事を通じ、彼女は次第に新聞記者になる夢を持ち始める。
そして15歳となった夏、彼女は念願の新聞記者となり、旅立った。
「記者編」(25話~47話)
夢が叶いロンウッドニュース社の特派記者となったサンディベル。
取材用の特装車「サンディベル号」に乗り、リッキーやオリバーと共にヨーロッパ各地を回りながら、さまざまな事件や、それに付随する人間模様と出会い、さらに成長していく。
そして、あるきっかけから死んだと思っていた母親の生存の可能性を知り、母親探しが旅のもう一つの目的となっていく。
画家を目指す恋人マークと何度もすれ違いながらも、お互いの成長を確信してゆく。
そして16歳の春にギリシャのルコシカ島にある孤児院のシスターとなっていた母親と巡り合い、画家として成功したマークともパリで再会することとなりついに大団円を迎える。
はい、それでは、オープニング、エンディング、行ってみましょう。
ハロー!サンディベル OP
映像も音楽も明るくて元気いっぱいな感じ、キャンディ・キャンディを意識してるのが伝わってくるようですね。
でも、凄く良いです。
やっぱり、オープニングは、こういうポジティブなイメージの奴が好きです。
「►世界名作劇場」の「►トム・ソーヤの冒険」や「►ふしぎな島のフローネ」の曲は、今でも聴くと元気が出ます。
はい、そして、エンディング。
ハロー!サンディベル ED
この歌、良いなあ。
ちょっと落ち着いたバラード調で始まったと思ったら、途中で転調して明るい曲になる。
映像もそれと合わせて、窓際でうつむくサンディベルのシーンから、青空の下に広がる街の風景、そして、夕暮れの中、笑顔を見せるサンディベル。
映像が綺麗で素晴らしい。
オープニングもエンディングも歌っているのは、「堀江美都子」ですね。
つまり、オーディションで「山本百合子」が落ちて、合格したのは「堀江美都子」だったと言うわけですね。
まあ、これは、しようがないかなー。
みっちゃん、歌上手いもんなー(^^;
ちなみに、挿入歌は「山本百合子」が歌ってるみたいですね。
さて、ハロー!サンディベル。
商業展開としては、スポンサーの「ポピー」によって、「サンディベル号」が主力商品として販売されていました。
サンディベル号は、主に物語後半の「記者編」になってから登場する車なのですが、商品としては、番組開始当初から発売されていたようですね。
デザインもポピー主導で行われたようです。
また、ポピーではプロモーション用にトヨタ「ハイエース」を改造した「実車のサンディベル号」まで製作し、CMにも登場させる気合いの入れようだったみたいです。
この事からも、本作を、大ヒットした「キャンディ♥キャンディ」並に盛り上げようとしていたのが分かりますね。
しかし!
ほぼ同時期にスタートした「►Dr.スランプ アラレちゃん」が予想外のヒットとなり、ポピーのキャラクター商品開発はそちらにシフト。
番組後半に至っては、新しい商品が発売されることはありませんでした。
こうして、サンディベルの商品展開は尻すぼみとなって終わったとさ・・・w
はい、ということで、ハロー!サンディベル。
「東映魔女っ子シリーズ」の後を継いで始まった、魔法もファンタジーも無い純粋に少女主人公の成長を描いたアニメ。
「キャンディ♥キャンディ」のような少女大河ロマン作品への回帰を目指した作品です。
当初はスポンサーも積極的に宣伝していたようですが、運悪く、同時期の「アラレちゃん」に全てを持っていかれた形になってしまいました。
残念ながら、未だに映像ソフト化もされていません。
3部のパートに別れ、全47話で最後までしっかり描ききったストーリー構成になっていますので、何かもったいない気がします。
いつの日か、映像ソフト化されると良いですね。
※一応、海外版なら、こんな↓DVDが存在してるみたいですが、詳細は不明。
※リージョンコードの問題はありますが、日本語音声が残ってるなら見れないことはないかも。
以上
※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております
【ハロー!サンディベル】
キャンディ・キャンディのような少女大河ロマンを目指して
キャンディ・キャンディのような少女大河ロマンを目指して