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【魔神英雄伝ワタル】デフォルメロボ、ギャグ、子供が楽しめるアニメを目指して大成功




【☞魔神英雄伝ワタルシリーズ

魔神英雄伝ワタル(ましんえいゆうでんワタル)とは、サンライズ制作による日本のアニメーション作品、及びシリーズである。TVシリーズ、OVA、ラジオドラマ、小説などの作品が存在する。

いろいろな点で日本のアニメ文化においてエポックメイキング的なものを数々残した作品として有名である。これらの事象の殆どは意図的に行われたものではなく、作品の人気が後押しした結果である。

テレビアニメとしては、以下の3作品が製作されている。

  • 魔神英雄伝ワタル
    1988年4月15日 - 1989年3月31日 全45話 日本テレビ系

  • 魔神英雄伝ワタル2
    1990年3月9日 - 1991年3月8日 全46話 日本テレビ系
    (29話から『魔神英雄伝ワタル2 超激闘(ちょうファイト)編』に改題)

  • 超魔神英雄伝ワタル
    1997年10月2日 - 1998年9月24日 全51話 テレビ東京系(TVシリーズ)

昭和の終わりに放送が開始されたコメディタッチのロボットアニメ。
リアルロボット」と言う言葉が浸透し、シリアスで思いストーリーの作品が増えた状況を危惧し、子供が純粋に楽しめるアニメ作品を目指して制作されました。

テレビゲーム的RPG風ストーリー展開に、既存のアニメの良い箇所と和のテイストを加えた独特の世界観を持ち、ロボットに乗り込んで戦うという定番の要素も盛り込んであります。
ただし、ロボットは、「SDガンダム」のようなデフォルメされた2頭身のロボットで、戦闘パートよりも、ギャグテイストの強い作品となっています。

これまでに、テレビアニメ、OVAが共に3作品ずつ製作されており、その他にも、CDシネマやドラマアルバムと言われる音声作品、漫画、小説、ゲームといったメディアミックス展開が行われています。

ここでは、テレビアニメ3作品について、簡単に紹介していきたいと思います。

まずは、昭和最後の年、昭和63年(1988年)に放送がスタートした第1作目から。
【☞魔神英雄伝ワタル

wataru-anime1.png

『魔神英雄伝ワタル』(マシンえいゆうでんワタル)は、1988年4月15日から1989年3月31日まで日本テレビ系の毎週金曜日17時00分から17時30分の時間帯で放送。サンライズ制作による日本のテレビアニメ。全45話。

■あらすじ
小学4年生の戦部ワタルは、龍神池と呼ばれる池から現れた守護龍に「神部界」という神々の世界へと連れて行かれる。その中心に存在する神々の山「創界山」に突如現れた隠れもなき支配者、悪の帝王「ドアクダー」が神々と創界山を支配していた。本物の「魔神」となった龍神丸と共に、創界山の象徴である七つの虹を取り戻すため、ドアクダー退治へと旅立つ。

魔神英雄伝ワタル OP
「STEP」


魔神英雄伝ワタル ED
「a・chi-a・chi アドベンチャー」
※残念ながら「歌ってみた」しかなかったので、そちらを(^^;
https://www.youtube.com/watch?v=alSuT47C-X8


のちにシリーズ化する「魔神英雄伝ワタル」の記念すべき第1作目。
キャラクターの原型は、「芦田豊雄」の手による「月刊OUT」1988年2月号の表紙イラストで登場した「宇宙少年BOY」というもの。

wataru-out.jpg

この時に「表紙のことば」で、芦田が

「いつかこんなアニメをやりたい。
 この表紙を見た業界の方々、興味があればご一報ください」


とダメ元で書いていところ、「サンライズ」の目に留まり、企画として動き出した、という話(^^;
ただ、LD-BOXの解説書では、原作者の一人でもある「広井王子(ひろい おうじ)」が「企画は、1987年8月頃スタートした」、と語っているらしく、どこまでホントの話なのか分かりませんけどね(^^;
まあ、何か企画している段階で、芦田氏のキャラクターに目が留まった、という可能性もあるけど・・・。

それから、当時は、「►ビックリマン」がブームになっていた時期でもあり、その特徴である「」の要素を取り入れ、登場人物およびメカは「顔」を中心にデザインされ、「顔から手足が生えたような造型」になっているらしいです。

そんな魔神英雄伝ワタルの主役メカ(魔神)「龍神丸」は、こんな感じ↓

■龍神丸
wataru-ryujinmaru.jpg

wataru-ryujinmaru-toy.jpg

確かに、胸の位置に顔がめり込んだようなスタイルですが、デフォルメされている事で違和感があまりないですね。

ついでなので、その他のメカ(魔神)も見てみましょう。

■戦神丸
wataru-senjinmaru.jpg
wataru-senjinmaru-toy.jpg

■空神丸
wataru-kujinmaru.jpg
wataru-kujinmaru-toy.jpg

■幻神丸
wataru-genjinmaru.jpg
wataru-genjinmaru-toy.jpg


これらのメカ(魔神)は、ストーリーが進むとパワーアップを果たし、「名前」や「見た目」がゴージャスに変わります。

■龍王丸
wataru-ryuoumaru.png

■戦王丸
wataru-senoumaru.png

■空王丸
wataru-kuoumaru.png

■幻王丸
wataru-genoumaru.png

かなりトゲトゲとした鋭角的なデザインになって、でも、凄く格好良いですね。
かなりSDガンダムっぽいw

ネーミングは、「○神丸」→「○王丸」に。
でも、普通に考えたら、パワーアップする前提だったら、に変わった方が良かったのでは?(^^;
パワーアップは、後付け設定だったのかなと思ったり。

でもまあ、これで人気を獲得し、アニメは2作目、3作目とシリーズ化することになります。


では、続いて、第2作目、行ってみましょう。
【☞魔神英雄伝ワタル2

wataru-anime2.jpg

『魔神英雄伝ワタル2』(マシンえいゆうでんわたるツー)は、サンライズ制作による日本のテレビアニメ。「魔神英雄伝ワタルシリーズ」第2作目。1990年3月9日から1991年3月8日まで日本テレビで毎週金曜日17時00分から17時30分(JST、よみうりテレビなど一部地域は遅れネットまたは未放送)放送。29話から46話まで『超激闘(ファイト)編』という副題が追加された。全46話。

■あらすじ
創界山での戦いから現生界で一週間後。遥か彼方の南斗七星「星界山」がドアクダーの弟“ドワルダー”に支配される。それにより、創界山の虹は再び灰色となる。再び神部界を救うべく、ワタルは赴く。

約1年振りに制作された続編。
基本設定は前作を受け継いでいるものの、第29話以降はタイトルに「超激闘(ファイト)編」と追加され、シリアス度が増しています。

主題歌も、第1~28話と、第29話以降の「超激闘(ファイト)」で異なり、オープニング、エンディング、共に2曲ずつあります。


魔神英雄伝ワタル2 OP/ED
※ニコニコ動画から(視聴にはアカウントが必要です)

オープニング:「Step by Step」(1話 - 28話)
エンディング:「君に止まらない~MY GIRL, MY LOVE」(1話 - 28話)

オープニング:「Fight!」(29話 - 46話)
エンディング:「虹の彼方に」(29話 - 46話)




歌っているのは、「高橋由美子」ですよ。
明るくて元気な感じが好きだったなあ。
武田真治」と共に主演した「南くんの恋人(1994年)」ってドラマを思い出す(^^;

ちなみに、オープニング曲の「Step by Step」は、実は、高橋由美子の「デビュー曲」です。

本作は、当初は前作を継承しつつ「永遠のマンネリ」(笑)を意識していたようですが、監督が同時期に執筆していたノベライズ「虎王伝説」により、メカ戦ばかりでいいものかと疑問を持ち始め、前作に頼らないストーリーを劇中後半に持ち込みました。
これに一定の感触を得て、それ以降、ラジオドラマやOVAなど、テレビ媒体やメカ戦に頼らないシリーズ展開が続いていくこととなります。


はい、続いて、第3作目です。
【☞超魔神英雄伝ワタル

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『超魔神英雄伝ワタル』(ちょうましんえいゆうでんワタル)は、1997年10月2日から1998年9月24日までテレビ東京系で毎週木曜日18時00分から18時30分に放送された、サンライズ制作のテレビアニメ。『魔神英雄伝ワタル』のテレビシリーズ第3作目。

■あらすじ
救世主・戦部ワタルが神部界の創界山と星界山を救ってからしばらくたったある日。魔界の手の者によってワタルは「良き心」を奪われ、正義の心と救世主としての記憶を失ってしまう。現生界へとやってきたヒミコとシバラクによって正気は取り戻すものの、記憶と心の一部は無いままだった。良き心を取り戻し、そして再度危機に見舞われた創界山を救うため、救世主ワタルのいま一度の戦いが始まる。

TVシリーズとして現時点では最後の作品。
魔神英雄伝ワタル2」から6年7か月のブランクにより、スポンサーも「タカラ」から「バンダイ」へ、放送局も「日本テレビ系」から「テレビ東京系」へと移行しています。
当初は、制作スタッフが再集結し、原点回帰を目指していましたが、当時のスタッフは作画も含め高名になってしまい紆余曲折を経て「無印」(第1作)の続編という形になりました。
ただし、物語事態の世界観や設定が明らかに異なっており、これは既存のアニメの単なる続編ではマンネリ化する為、それを避けるためとも言われています。

オープニング、エンディングは、前期、後期で2曲ずつ。

超魔神英雄伝ワタル OP(前期)
「ひとつのハートで」(1話 - 32話)


超魔神英雄伝ワタル ED(前期)
「POWER OF DREAM」(33話 - 51話)



超魔神英雄伝ワタル OP(後期)
「BOYS BE AMBITIOUS」(1話 - 32話)


超魔神英雄伝ワタル ED(後期)
「がんばって」(33話 - 51話)



はい、ということで、魔神英雄伝ワタル。
シリアス路線のロボットアニメに対抗すべく、デフォルメしたメカとコメディタッチの演出で、「子供たちが楽しめる作品」を目指したロボットアニメ。
作品は人気を獲得しシリーズ化、またアニメに留まらず、いろいろなメディアで展開され、玩具も含め商業的に大成功した作品です。
デフォルメされたロボットとギャグアニメの組み合わせと言えば、「►ガラット」を思い出しますが、ガラットが失敗に終わり、本作がヒットした事を考えると、タイミングって重要だなあと思いますね。
もちろん、作品の内容や質にもよりますが、成功するには、タイミングも含めて全てが揃わないと難しいんだなと・・・。
似たようなコンセプトの作品で、ここまで明暗が分かれた結果を知ると、改めて、そう実感させられます。
まあ、時流を見極め、それに乗った作品を作るってのが製作者の才能の一つなんでしょうけどね(^^;

映像ソフトは、2013年12月に25周年を記念して、「魔神英雄伝ワタル」、「魔神英雄伝ワタル2」のBlu-ray BOXが発売されています。

「超」の方は、DVD/Blu-ray、出てないのかな?
ちょっと情報が見つからなかったのですが・・・。

それから、「バンダイチャンネル」では、ネット配信(第1話のみ無料)していますので、興味の在る方は、ぜひ。

■バンダイチャンネル

以上



※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております

【魔神英雄伝ワタル】
デフォルメロボ、ギャグ、子供が楽しめるアニメを目指して大成功
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コメント

1026

初代しか見てないけど、好きだったなぁ
Stepは良い曲だ、懐かしい
2頭身のロボもSDガンダム好きだったから全く違和感なくてカッコいいと思ってた

2016/02/03 (Wed) 19:25 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1027

よくプラモ買ってつくってたな
で、邪虎丸の部品なくしてかなりへこんだことを思い出した

2016/02/03 (Wed) 20:51 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1034

このアニメや玩具にはかなり嵌ってた
あと初代より2の方が好き

2016/02/04 (Thu) 20:00 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1119

コロコロコミックでデザイン募集して発売したプラクションの名前って雷王丸だっけ
懐かしいなぁ

2016/02/18 (Thu) 20:42 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
1509

アニメ以外のシリーズも一通り視聴したけど、ベストはアニメの1作目だったな
ドアクダーとの決着をつけるシーンはアニメ作品の中でも屈指の出来だったと思う
そういえば海王丸のデザインしたのは漫画家の氏賀Y太だって前に話題になってたね

2016/04/22 (Fri) 14:49 | 名無しさん@ニュース2ch #- | URL | 編集

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