
【☞仮面ライダーBLACK】
『仮面ライダーBLACK』(かめんライダーブラック)は、1987年10月4日から1988年10月9日まで毎日放送、TBS系列で毎週日曜10時00分から10時30分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称。
『仮面ライダースーパー1』以来、6年ぶりのテレビシリーズの新作である。
「原点回帰」の設定に加え、敵となった兄弟同然の親友と戦わねばならなくなった主人公の悲哀を描いた終盤のハードな展開、ヒーローが戦いに勝利したにも関わらず、主人公にとってはやるせなさを残したラストに示されるようなドラマ性などがオンエア当時から高く支持され、視聴率も好調だった(平均視聴率9.2%)。そのため、当作に続けて南光太郎を主人公とする続編『仮面ライダーBLACK RX』が制作され、事実上2年続くシリーズとなった。
『仮面ライダーBLACK』(かめんライダーブラック)は、1987年10月4日から1988年10月9日まで毎日放送、TBS系列で毎週日曜10時00分から10時30分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称。
『仮面ライダースーパー1』以来、6年ぶりのテレビシリーズの新作である。
「原点回帰」の設定に加え、敵となった兄弟同然の親友と戦わねばならなくなった主人公の悲哀を描いた終盤のハードな展開、ヒーローが戦いに勝利したにも関わらず、主人公にとってはやるせなさを残したラストに示されるようなドラマ性などがオンエア当時から高く支持され、視聴率も好調だった(平均視聴率9.2%)。そのため、当作に続けて南光太郎を主人公とする続編『仮面ライダーBLACK RX』が制作され、事実上2年続くシリーズとなった。
仮面ライダー好きの中でも人気の高い仮面ライダーBLACK。
原作者「石ノ森章太郎」は、原点に立ち返るつもりで「仮面ライダー0号」をイメージしたと語っています。
ここで言う「原点」とは「初代・仮面ライダー」ではなく、石ノ森作品のことで、仮面ライダーのシンプルなデザインや主人公の悲哀を描いたストーリー等に、それが反映されています。
そして、これらのコンセプトは功を奏し、続編の「仮面ライダーBLACK RX」へと繋がることになるのでした。
それでは、オープニング、エンディング、行ってみましょう。
仮面ライダーBLACK OP
※フルコーラス版
仮面ライダーBLACK OP
オープニングのメロディは、格好良いけど歌唱力は、ちょっと残念かも(^^;
歌っているのは、オーディションの結果、本作で見事、主人公「南光太郎」役を掴み俳優デビューした「倉田てつを」です。
続編の「仮面ライダーBLACK RX」でも主演を勤めた「倉田てつを」は、歴代仮面ライダーの中では、もっとも長くライダー役を務めた役者となりました。
ちなみに、この曲は、「シングルバージョン」、「アルバムバージョン」など、いくつか種類があるようです。
どうやら、「サビ部分"BLACK!"というキャラ名称が不明瞭」、「ボーカルにエコーがかかり過ぎている」等のクレームがあり、ヒット曲集製作時に改めてリミックスが行われたみたいですね。
もともと、プロの歌手が歌うことを前提として作られた曲のためかなり難しく、収録時は非常に苦労したと、後に倉田本人が語っています。
はい、続いて、エンディング。
仮面ライダーBLACK ED
この歌も格好良いですよね。
落ち着いた雰囲気のあるメロディですが、イントロの音とか好きです。
こちらは、ちゃんとしたプロ、「坂井紀雄」が歌っています(^^;
80年代、90年代のアニメ、特撮で挿入歌など多く歌っている他、多くのアーティストに楽曲提供しているようです。
また、ボーカルプロデューサーとして、「プリンセス・プリンセス」、「LINDBERG」など有名アーティストも手掛けたみたいです。
さて、仮面ライダーBLACK。
原点回帰を目指して製作されたその設定上の特徴は、
- 主人公は悪の組織から脱出してきた
- 改造人間である
- バイクに乗る
- バッタがモチーフ
- 正義のヒーロー
という5要素が挙げられます。
また、見た目上の特徴としては、
マフラーや手袋・ブーツのようなスーツを思わせる造形を省いた外骨格的(生物的)なデザインになっています。
色使いも、ほぼ黒一色で余計な装飾が一切無いシンプルな姿。
でも、そこが格好良い。
ちなみに、仮面ライダーBLACKからヒーロー用スーツの素材が新しくなっているようですね。
従来までの東映ヒーロー特撮作品では、見栄えの良い写真撮影用のスーツと、動きやすいアクション用のスーツ、の2種類あるのが常だったのですが、本作では動きやすく、皺が寄り難い最新の軟質素材を採用したことで、1種類のスーツで済むようになった、と。
で、この新素材のスーツがソリッド(外骨格的)ながらも生物的(柔らかい)というBLACKのビジュアルイメージと、設定上の特徴を上手く一致させる決め手となっているようです。
それから、BLACKと言えば、「シャドウムーン」。
主人公「南光太郎」の親友であった「秋月信彦」は、光太郎と共に敵に拉致された上、改造され、「シャドウムーン」となり、仮面ライダーBLACK(ブラックサン)の前に立ちはだかります。
敵組織に仮面ライダーと全く同格の改造人間が登場することは、それまでに無い斬新な設定で、後のシリーズにおける「仮面ライダー対仮面ライダー」の構図の先駆けとなりました。
そして、これらの設定と共に親友と戦う主人公の悲哀、最終的には戦いに勝利しても、やるせなさを残すラストなど、ドラマ性も評価され、人気を博し、続編が製作されることになるのでした。
はい、と言う事で、仮面ライダーBLACK。
原点に戻ることをテーマにシンプルなデザインとちょっと大人向けなシリアスなストーリーが魅力の作品。
現在でも人気の高い仮面ライダーです。
ラストは決してハッピーエンドではありませんが、子供人気を狙って途中で路線変更せず最後まで設定を貫いたのは良かったと思います。
映像ソフトは、これまでにも何度かDVDが発売されていますが、直近では、2014年12月から2015年4月にかけて、Blu-ray BOX(全3巻)が発売されています。
興味がある方は、ぜひ。
以上
※みなさんの感想、思い出など、コメントお待ちしております