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映画『Wの悲劇』 薬師丸ひろ子究極のアイドル映画と語り継がれる理由とは?



1:名無しさん:2020/05/12(火) 02:14:05
『Wの悲劇』俳優と役の境界を超え、アイドル映画の究極として語り継がれる理由とは?

「あまちゃん」で捧げられたオマージュ

「領収書! 領収書! 領収書!」

NHK朝ドラ「あまちゃん」で、大女優の鈴鹿ひろ美が、付き人になった天野アキに言い放つセリフだ。

同じ単語をこうして3回繰り返すのは、『Wの悲劇』の名セリフ「女優! 女優! 女優!」への明らかなオマージュ。前者は薬師丸ひろ子が「言う」セリフで、後者は「言われる」セリフという違いはあるものの、薬師丸という共通キャストだけでなく、大女優と新人という関係性など、「あまちゃん」と『Wの悲劇』はいくつもの要素でシンクロする。

「顔、ぶたないで」など他にもオマージュのセリフはあるし、薬師丸ひろ子がサングラスをかける動きが2作でそっくり……といったマニアックな共通点もある。

「あまちゃん」で描かれるメイントピックの一つが「アイドル」。「アイドル映画」というジャンルの一角を担ったのが、薬師丸ひろ子。時を超えて、この両者が交わる瞬間を目撃できるのは、なんて幸せなことだろう。

『Wの悲劇』を「アイドル映画」と呼ぶのは、ちょっと違和感があるかもしれない。しかし、トップアイドルとして国民的人気をつかんでいった薬師丸が、角川春樹事務所時代での最後の主演作である『Wの悲劇』によって、アイドルから本物の女優へと鮮やかな変貌をとげた事実は、確かな記憶として人々の心に刻まれている。




アイドル映画の新たな地平を切り開いた角川映画

現在は、ほぼ死語となった「アイドル映画」。1970年代を中心に、アイドルとしての歌手やグループが主役を任された映画が数多く誕生し、ひとつのジャンルを形成していた。とはいえ、「アイドル映画」という呼び方が当時、一般的だったわけではなく、いま振り返ったときの呼称でもある。

このブームの代表格ともいえるスターが、山口百恵。歌手として爆発的人気を得た後、わずか15歳で『伊豆の踊り子』の主演を任されて以来、次々と主演映画が製作される。

アイドルと女優の両輪で活躍し続け、類い稀な演技力も認知された百恵だが、どちらかと言えば、歌手=アイドルとしての活躍が主軸だった。そういう意味で、彼女の出演作は「アイドル映画」と考えてもいい。

そのアイドル映画のブームを受け継ぎ、別次元で活性化させたのが角川映画である。それまではTVに露出していたアイドルの主演映画は数多くあったが、まず映画女優としてデビューさせ、アイドル的な人気を得るという、逆パターンのアイドル映画を確立させたのが、角川春樹プロデューサーである。

その先駆けになったのが、角川春樹事務所所属の薬師丸ひろ子で、『野性の証明』(1978)で高倉健の娘を演じてブレイクした彼女を、『ねらわれた学園』(1981)、『セーラー服と機関銃』(1981)。『探偵物語』(1983)などでアイドル的大女優として開花させることに成功。

1982年には「角川・東映大型女優」のコンテストで渡辺典子、原田知世が発掘された。それぞれ『伊賀忍法帖』(1982)、『時をかける少女』(1983)で映画デビューした彼女たちは、薬師丸とともに「角川三人娘」と呼ばれてアイドル女優のトップに君臨した。




2:名無しさん:2020/05/12(火) 02:14:41
アイドルの自分に別れを告げる瞬間

その角川からの独立を重ね合わせて、『Wの悲劇』を観ると、改めて一人の女優のターニングポイントを実感できる。

主人公・三田静香は劇団の研究生で、劇団の公演「Wの悲劇」で小さな役をつかむ。劇団の看板女優で同作の主演を務める羽鳥翔が大阪公演の際に、愛人を腹上死させてしまったことで、静香は彼女の身代わりとなり、その代償として「Wの悲劇」で重要な役を与えられるのだ。演出家や共演陣の反対も、大女優・翔の提言には逆らえない。

映画史に残る名作『イヴの総て』などを彷彿とさせる、スキャンダルを逆手にとった女優の「タナボタ大逆転」物語。ピュアな素顔と、突然の劇的な運命に巻き込まれる苦悩、さらに秘められていた野心のめばえなど、静香の複雑な心境変化を演じることは、薬師丸にとっても相当の覚悟が必要だっただろう。演じるうえでの俳優としての不安と恐怖。それが静香という役の体験と、ピタリと重なっているのは、『Wの悲劇』を観れば一目瞭然だ。



スキャンダルを乗り越えて、初めて大役を演じきったとき、本来なら大女優の羽鳥翔が一人で立つはずの最後のカーテンコールを、静香が「今夜だけよ」と譲られる。満席の場内からの大喝采を受け、精一杯、両手を広げて応える静香の、何とも言えない万感の表情は、薬師丸ひろ子がこの難役をやりとげた喜びとシンクロし、心が震えずにはいられない。

その後のシーンで、静香は劇場の裏口から階段を下りてくるのだが、この階段は旧・東京宝塚劇場の裏階段である(チケット売り場は帝国劇場が撮影で使われている)。宝塚劇場といえば、大階段を男役と娘役のトップが下りてくる演出が有名で、まさに静香の大女優への「階段」にうってつけの撮影場所だった。

世良公則が演じる不動産屋、森口との恋も描かれるこの『Wの悲劇』は、舞台とは別にもうひとつのカーテンコールも用意する。舞台では感極まっていた静香だが、そのもうひとつの一礼での表情は、なんとも複雑。さまざまな感情が交錯するのが伝わってきて、こちらのシーンも感慨深い。この『Wの悲劇』を終えて独立した薬師丸ひろ子が、自分をここまでの女優に育て上げてくれた角川春樹への思いが詰まっている……と読み取ることもできる。

大女優・羽鳥翔役の名演が現在でも語り草になっている三田佳子とともに、薬師丸ひろ子は『Wの悲劇』で多くの映画賞を受賞、またはノミネートの栄誉を受けた。
いま改めて観直すと、アイドル女優に自ら別れを告げようとする彼女の強烈な覚悟が全編から感じられることだろう。




44:名無しさん:2020/05/12(火) 03:40:41
>>2
この映画の薬師丸、下手とは思わないし頑張ったとは思うけど、難役と言うほどではない
むしろ演じやすい上に、
監督や助演者らがすごく良いので作品そのものも大いに評価されて、
セールスもよく大変美味しい役だったと思う
4:名無しさん:2020/05/12(火) 02:17:32
んーどうだろ昔のアイドルと今のアイドルって違うと思う(^ω^)
8:名無しさん:2020/05/12(火) 02:24:39
あたしたちお客様に道徳教えるために芝居してんじゃないでしょ?
私生活が綺麗じゃなきゃ舞台に立つ資格が無いって言うの?
それじゃあどなたかしら?舞台に立つ資格がおありになるの?
88:名無しさん:2020/05/12(火) 06:30:31.67 ID:1ChZ15dO0.net
>>8
そんな時あなた女使いませんでした?
てあんなお婆さん女優への台詞だったのね
12:名無しさん:2020/05/12(火) 02:34:33
見たことないけど主題歌大好き
13:名無しさん:2020/05/12(火) 02:34:39
高木美保さんのデビュー作?
75:名無しさん:2020/05/12(火) 05:51:15.30 ID:VFpToAa30.net
高木美保(新人)


ワイドショーとは別人だなぁ。
14:名無しさん:2020/05/12(火) 02:34:39
いい映画だと思うけどこれで薬師丸は死んでしまった気がする
当時のインタビューみるとかなり消耗してたし引退する気だったとか言ってたね
浴衣姿が可愛かった
16:名無しさん:2020/05/12(火) 02:37:16
薬師丸ひろ子って、無理やり「最後の映画女優」みたいにさせられていたような
実際のところ本人にはそれ程の存在感も無くて、20代にして下降線だったけど
17:名無しさん:2020/05/12(火) 02:37:44
これ薬師丸ひろ子が枕営業して処女喪失した帰り道の歩き方が秀逸
よくあそこまでやらせたなと感心する
19:名無しさん:2020/05/12(火) 02:40:35


1984年日本電影「W的悲劇」Ending



Wの悲劇 予告
110:名無しさん:2020/05/12(火) 09:04:12
>>19
同時上映の天国にいちばん近い島目当てで見に行って
このエンディングで号泣したのを思い出した
20:名無しさん:2020/05/12(火) 02:41:06
Wの悲劇は三田佳子しか印象にない
50:名無しさん:2020/05/12(火) 03:53:15
>>20
三田良かった
女優!女優!女優!は三田の台詞かと
29:名無しさん:2020/05/12(火) 03:02:32.65 ID:kr9oUNs80.net
当時の薬師丸ひろ子の人気は無双で、三田佳子はよく対抗したと書かれていたけど
今見ると三田がいたからサマになったんだなぁと思う
他の脇役でもベテランが上手い演技をしてるから映画に深みが出るんだね
薬師丸は可愛かったし世良公則はかっこ良かったけど
36:名無しさん:2020/05/12(火) 03:16:10
三田が気合い入ってて秀逸
49:名無しさん:2020/05/12(火) 03:51:49
>>36
いかにも「ザ・女優」って感じで貫禄あったな
38:名無しさん:2020/05/12(火) 03:22:35
三田はこのあと大河でいのち主演だっけ
油の乗りきった頃かな。良い演技してた
40:名無しさん:2020/05/12(火) 03:29:51
こればっかりは薬師丸さんでなく三田佳子の胸のすくような怪演を堪能する映画だから
今あんなザ・女優を演じられる人はいまい。
51:名無しさん:2020/05/12(火) 04:00:26
薬師丸ならこれよりも八犬伝の方がいい
これは三田を見る映画
52:名無しさん:2020/05/12(火) 04:04:43
セーラー服と機関銃よりは面白い
60:名無しさん:2020/05/12(火) 04:57:16
Wの悲劇はユーミンの最高傑作品らしい
61:名無しさん:2020/05/12(火) 04:59:28
薬師丸ひろ子の歌声は魅力がある
歌手も声質が大事なんだなと思わされた人
67:名無しさん:2020/05/12(火) 05:26:11
泣きながら記者会見する薬師丸ひろ子のシーンは
本当に可愛かったわ
78:名無しさん:2020/05/12(火) 05:59:02
三田佳子のこれが女優って演技がよかったのと、有名なセリフがあったから語り継がれている。
薬師丸の演技だけじゃ、ここまで語り継がれない。
79:名無しさん:2020/05/12(火) 06:05:06
三田が舞台袖で薬師丸に声掛けてから何事も無かったかのようにすっと舞台に上がってくところ
役に切り替わる瞬間の演技がすごい
89:名無しさん:2020/05/12(火) 06:32:31
>>79
あそこ好き
出までバタバタしてるんだけど舞台に出る一瞬で切り替わってオホホホ…ってなるところ
81:名無しさん:2020/05/12(火) 06:07:20
三田佳子って長男を甘やかしてるだけのおばさんだと思ってたけど、この映画で昔の演技見て改めて素晴らしい女優さんで飛び抜けて美しいと思った
ほんと、岩下志麻と三田佳子はこれぞ女優って感じ
80:名無しさん:2020/05/12(火) 06:07:07
演技も良かったけど脚本や見せ方も良かった
ハリウッドでリメイクして欲しい
96:名無しさん:2020/05/12(火) 07:01:44
原作TVドラマ化は100回くらいされてるけど、
この初代の映画のすごいところは原作を劇中劇に埋め込んで、そのプロットを使い演劇界にして再利用してる二重劇の部分

こんな大胆な改変良いのかって驚きと、演劇界はさもありなんというドロドロ内幕(現代ならこれを声優とかグラドルの枕話でやったらピッタリか)、あとは世良さんの演技のヘタさが目立つ所

色々な意味で異色というか珍しい邦画だから観てない人は是非
U-NEXT定額の中に入ってます
98:名無しさん:2020/05/12(火) 07:35:44
>>96
>こんな大胆な改変良いのか

その後のドラマ化は原作通りにしかしてないってことは、大胆な改変は原作者にとてもよろしくないということでは?
104:名無しさん:2020/05/12(火) 08:38:00
>>96
原作はよくある小説なんだよね
いろんな監督に断られ続けて、原作の改変OKにしてようやく映画化
監督と助演がとにかく素晴らしい
107:名無しさん:2020/05/12(火) 08:49:16.86 ID:T6qiC9o+0.net
>>104
原作は初期の金田一少年の事件簿みたいな、コナンみたいな、アガサクリスティな外界から隔離された別荘での殺人事件
手垢が付きまくった普通の話なんだよね

それをそのまま演じても何も熱が産まれない

それを演劇界の悲哀、若い女の使い捨て文化の悲哀、などを混ぜて、でも原作のプロットは使って、
昭和な大女優に大女優の演技させて視聴者のおば様も満足な、角川のサスペンスロマンスドラマ仕立てのアイドル映画

この映画いいんです
97:名無しさん:2020/05/12(火) 07:02:51
角川映画って全体的に駄作、凡作ばかりだけどこの作品は数少ない名作の1つだな
102:名無しさん:2020/05/12(火) 08:24:08.74 ID:8ydYZJ0Y0.net
時をかける少女とWの悲劇は、角川映画の名作といえる。

映画『Wの悲劇』 薬師丸ひろ子究極のアイドル映画と語り継がれる理由とは?
引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1589217245
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コメント

20203

あまちゃんで3連呼したからって、Wの悲劇に結びつけるのは、むちゃくちゃや。

2020/05/12 (Tue) 19:51 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
20204

昨日BSでやってたの初めて見たけど面白かった
興味なかったけどたまたま見たら引き込まれたわ
レスにある通り三田佳子は存在感あったなあ
エンディングは薬師丸ひろ子の静止画なのが残念
曲も良いからもっと自然なラストが良かったな
あれは時代的なセンスなんだろうか

2020/05/12 (Tue) 21:37 | あの頃の名無し #- | URL | 編集
22884

中道「間をとって三田寛子GJてことで」

2020/12/06 (Sun) 13:56 | あの頃の名無し #- | URL | 編集

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