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おまえら三毛別羆事件とか八甲田山とか津山事件には詳しいけど、これ知ってるか?




1:名無しさん:19/07/17(水)10:01:43 2ST
日本住血吸虫のエピソードも凄いぞ(こなみ)
8:名無しさん:19/07/17(水)10:14:06 LWR
わかる
wikipediaまじですごいおもしろい
古くから伝わるある地方限定の奇病が徐々に解明されていき寄生虫の仕業と判明して完全に撲滅されるまでの研究者と地方住民たちの団結した活動の軌跡が物語性ありすぎ
2:名無しさん:19/07/17(水)10:01:58 BLC
はよ
6:名無しさん:19/07/17(水)10:12:21 2ST
>>2
簡単に要約すると、

山梨の某地域など特定のある地域だけに発生していた奇病があり、地方病と言われていた

発症し重症化すると腹水が溜まり、おぞましい姿に変わり果て死に至る。

富裕層は発症せず田んぼ作業に従事する小作人だけが発症することから、田んぼ農家の宿命とも言われ半ば諦観するしかなく、他の地域から病気の流行地へ嫁ぎに行く婿には棺桶を持たせろ~という言われがあったほど。

病気により困窮したとある集落では、役所などに嘆願してまで村を捨て流行地の外へ移り住んだ場所もあった。

当時は職業選択の自由もなく、代々住んでいる土地を捨てるなどもってのほかな時代。この地方病がいかに凄惨だったかが窺える →
12:名無しさん:19/07/17(水)10:23:14 2ST
>>6
さすがにやばいとなり、県や政府も対策に乗り出す。

この地方病の患者をみていた地元の開業医は、流行地が川の流れに沿って分布していたことから、原因は水にあるのでは~となんとなく察していた。

そんな中とある重篤の女性患者が、「どうせ死ぬのなら、自分を解剖して人々のために役立ててほしい」と願い出る。
当時は開腹が恐れられていて、開腹手術や死後の解剖を許可する人間はいなかった。

女性は間もなく亡くなったが、勇気ある女性の遺言に従い開業医は彼女を解剖する。
その現場には内外からたくさんの医師が見学に来たとのこと。

後年まで、開業医はその女性の墓に通い続けたという。
13:名無しさん:19/07/17(水)10:24:25 XRu
続きはよ
14:名無しさん:19/07/17(水)10:34:19 2ST
解剖の結果、肝臓に異常が見つかり、その原因は寄生虫の卵によるものと分かった。その卵などが原因で肝硬変などを起こし、ゆくゆくは人間を死に至らしめる。

その後も多数の医師や県や住民の協力のもと調査が続けられたが、見つかるのは虫の卵のみで、虫本体は見つからない。

ここで、調査対象は人間ではなく動物へ。
実は人間だけではなく、牛や猫や犬などの哺乳類も同じような病気を発症していることが確認されていたので、とある医師はそれを発症してしまった愛猫や検体として用意された猫などを解剖し、遂に虫本体を見つけることに成功。

この寄生虫は日本住血吸虫と命名された。
11:名無しさん:19/07/17(水)10:20:56 LWR
4:名無しさん:19/07/17(水)10:04:50 hBI
三毛別羆事件のページはちょっとしたパニックホラー小説
5:名無しさん:19/07/17(水)10:10:02 Tqh
グリコ森永事件も割と面白い
7:名無しさん:19/07/17(水)10:12:54 vjZ
関東大震災後の福田村事件は胸糞

☞ https://ja.wikipedia.org/wiki/福田村事件
40:名無しさん:19/07/17(水)11:14:08 Cpa
>>7
気になって読んできたがなかなかやな
16:名無しさん:19/07/17(水)10:36:06 hQD
wikiって下手な小説より面白いわ
24:名無しさん:19/07/17(水)10:45:46 2ST
日本住血吸虫は、人間の体内に入り込むと消化器官などに寄生するわけでなく、血管内部に巣くい、赤血球を栄養とし、そこで絡み合った状態の雄と雌が産卵する。

卵は血液を巡り巡って肝臓に蓄積し、それにより肝硬変を起こし腹水が溜まり死に至る……というメカニズムが解明された。

では、この寄生虫はどこに住み、どんな生態をしているのか~という感染経路の特定が次の目標であった。
18:名無しさん:19/07/17(水)10:37:16 k1B
こわいなあ
15:名無しさん:19/07/17(水)10:34:50 9FN
山梨県のバイオハザードやろ?
ぐう怖い
20:名無しさん:19/07/17(水)10:38:08 LWR
寄生虫を媒介するミヤイリガイが完全な新種だったというのもすごE
新種発見=100年続く病気の撲滅という
21:名無しさん:19/07/17(水)10:38:35 vPv
エキノコックスは?
22:名無しさん:19/07/17(水)10:38:58 LWR
>>21
狐を絶滅させるしかない
25:名無しさん:19/07/17(水)10:50:00 QaU
>>22
ポンカス「許された」
33:名無しさん:19/07/17(水)11:06:34 2ST
流行地は水辺に沿っていたこと、田んぼ農家の人間に発症すること、水に関する言い伝えがあったことから、発生源は水辺ということは明らかになっていた。

では寄生虫はどのように体に入り込むのか~という展開になり、飲料水などから感染する経口感染と、皮膚などから入り込む経皮感染の二説に分けられた。

当時は寄生虫は経口感染するものという見解であったので、まず飲料水などは煮沸してから飲むなど対策をさせたが、一向に良くならない。

そこで、ありえないと思うものが多数の中、とある実験が行われる。

それは簡単に言えば、牛をいくつかのグループに分け、経口感染対策をした牛と経皮感染対策をした牛で分けて経過観察をした~というもの。それら対策をさせた上で、各グループの牛を小屋に隔離させたり、一方では水辺や田んぼを行き来させたりして比較した。
当時の常識から言えば、経口感染対策をした牛が感染するはずがないと思われていた。

しかし実験結果は逆。経口感染対策をした牛が感染し、経皮感染対策をした牛は感染していなかった。

ここで、寄生虫は皮膚を介して感染することが明らかになる。
27:名無しさん:19/07/17(水)10:57:30 Ttk
スレタイの方の記事もやけどwikipediaトラウマになりそうなほど詳しいな
29:名無しさん:19/07/17(水)11:00:17 Ttk
三毛別は妊婦と子供の下りがえぐい

羆嵐の作者も参考にしたというノンフィクションの本読みたいけど怖いな
32:名無しさん:19/07/17(水)11:01:37 f94
羆嵐せっかく買ってきたのに書いてあることwikiと同じ?で楽しめなかった
wikiじゃないかもしれんけど知らぬ間にネットで読んでたんかな

52:名無しさん:19/07/17(水)11:42:46 0DT
>>32
吉村昭は他にも実際の事件を題材にした小説をいっぱい書いてておもしろいの多いで
ワイが好きなのは「ポーツマスの旗」と「深海の使者」
36:名無しさん:19/07/17(水)11:12:36 2ST
この寄生虫は水辺に住み、宿主候補となる生物の皮膚から感染する。

農民の間で、「泥かぶれ」と呼ばれた症状があり、これは田んぼから上がると皮膚に赤い点々ができて炎症を起こしている~というもの。まさしくこの症状こそが、日本住血吸虫が寄生したその証拠なのであった。

自ら田んぼに入り感染したことでこれを実証した研究者もいる(幸い重症化することはなく九死に一生を得た)
41:名無しさん:19/07/17(水)11:17:12 Wil


いろんなところを経由するんやね
ややこしい
43:名無しさん:19/07/17(水)11:24:38 2ST
皮膚から入り込むことは分かったが、では人間に産み付け、そして糞便と共に排出された卵は孵化した後、どのように育ち、再び人間などに寄生するか~という疑問が浮かんだ。

そこで研究者は調査で得た卵から孵化した子虫(仔虫)を泳がせ、その水に猫などの足を浸らせ感染するか実験するが、全く変化は起きない。

孵化から時間を経った状態で同じようにしても変化は起きず、なんと仔虫は死んでしまう始末。

その後も条件を変え実験をするが、一向に変化が見られない。

そのため、「孵化したばかりの虫はそのままでは感染能力を持たず、中間宿主の中で成長し、そこで人間などに感染する形態へ成長するのだ」という推測が生まれた。
46:名無しさん:19/07/17(水)11:36:16 2ST
これを実証するため、研究チームはウサギや犬を実験地とする水辺に浸し、採血をする。
すると、この孵化直後の形態とは違う、セルカリアと呼ばれる成虫一歩手前の幼虫が見つかった。

この発見により、日本住血吸虫には中間宿主がいる~という説は実証に至った。

孵化から中間宿主を経てセルカリアという形態に成長し、そのセルカリアが人間の皮膚から体内に入り込んで成虫になり、産卵し、糞便と共に卵が排出され再び孵化する~というサイクルが判明した。
42:名無しさん:19/07/17(水)11:21:29 3sX
面白い
44:名無しさん:19/07/17(水)11:33:39 hAv
日本は結構国内で病気の撲滅とか出来ててええなぁ
昔の人の偉業にはホンマに頭が下がる思いや
48:名無しさん:19/07/17(水)11:38:11 Ttk
日本全国ではないとはいえ、割といろんなところで流行ってたんやな
一度根付くと撲滅難しかったやろうしな
49:名無しさん:19/07/17(水)11:38:16 3sX
ややこしい虫やね
もっと簡単に進化しろや(´・ω・`)
50:名無しさん:19/07/17(水)11:39:31 9eD
こういうの読むだけでむず痒くなる
でも読んじゃう
51:名無しさん:19/07/17(水)11:42:23 H7V
手塚治虫の作品でこれモデルにした話があったような
53:名無しさん:19/07/17(水)11:43:21 4g4
>>51
ブラックジャックの99.9999%の水ってのを思い出したわ
54:名無しさん:19/07/17(水)11:43:48 4g4
あれはアメーバだったけど
57:名無しさん:19/07/17(水)11:52:32 2ST
次に、中間宿主となる生物の特定が始まる。

水辺に住む生物を採取し様々な調査が行われた結果、巻貝であるカワニナがそれではないか~という目星がつけられる。

そこでカワニナが入った水槽の中で卵を孵化させるなどの実験が行われたが、芳しい結果は得られない。

そんな中、佐賀県で同じような病気が蔓延していた村の用水路(そこに入れば必ず感染すると恐れられていた場所)からとある貝が採取される。

研究者はこの巻貝を用いて実験する。
すると、卵から孵化した幼体はこの貝に入り込み、そこで成長しセルカリアとなって出てくる瞬間を確認した。
すぐさま論文としてまとめられ、世間に衝撃が走る。

しかしもっと衝撃だったのは、この巻貝の正体が不明だったことだ。

カワニナと疑われたが、カワニナが持つ特徴をこの巻貝は持ち合わせておらず、そして当時の最新であった分類表にもその巻貝は掲載されていなかった。

この巻貝は新種だったのである。
58:名無しさん:19/07/17(水)11:55:41 boQ
山梨このせいで今でも肝臓のガンで亡くなる奴の割合が全国平均よりも高いらしいな
61:名無しさん:19/07/17(水)11:59:51 hAv
>>58
撲滅されたのが最近やからなぁ
94:名無しさん:19/07/17(水)16:02:28 fDD
>>58
今でも?
過去感染したお年寄りなのかな
66:名無しさん:19/07/17(水)12:10:04 2ST
この新種の巻貝は、功績者である宮入博士の名前をとってミヤイリガイと名付けられ、山梨ではその名で呼ばれるようになり、やがて広く知られることとなった。

このミヤイリガイが多数生息する場所でこの病気も発生していたことから、中間宿主はこのミヤイリガイで確定となり、この生物をコントロールすることが病気の流行を食い止める手段として、それが最終的な目標となった。

対策・調査が始まった明治から時は流れ、戦後になっていた。

研究者、住民、行政、そして感染症の調査のため新たに加わったGHQ・進駐軍のチームなどが協力し、対策・治療・啓蒙活動などが行われていった。

そうして、最終的にはこのミヤイリガイを撲滅することで住血吸虫・住血吸虫症も駆逐するしかないという判断に行き着き、ミヤイリガイ撲滅キャンペーンが始まる。
67:名無しさん:19/07/17(水)12:11:29 hAv
最大の犠牲者ミヤイリガイ先輩すき
70:名無しさん:19/07/17(水)12:26:44 6XI
村民「撲滅したいのに土に埋めても火で焼いても硫酸、石灰撒いたりしても効果あらへんわ…
せや!一匹一匹ミヤイリガイ集めるで!」←ファッ!?
72:名無しさん:19/07/17(水)12:27:39 3Tv
最初に発見されたから日本と付いとるが
>中国、フィリピン、インドネシア
まだおるんか
73:名無しさん:19/07/17(水)12:32:11 hAv
>>72
せやで
まだWHOとかが対策とろうとしとる
75:名無しさん:19/07/17(水)12:38:15 2ST
ミヤイリガイの撲滅活動自体は中間宿主の特定以降から戦後まで続いてきた。

しかしその数は無数に存在し、陸地にも生息していることからキリがない。

石灰の散布、天敵の利用、薬剤の使用、火炎放射、用水路のコンクリート化など地道な対策が世代を超えて行われていき、
そこへ経済成長期の都市化、宅地開発による田んぼの減少、田んぼから果樹園への産業転換、洗剤など生活排水の垂れ流し、化学肥料の台頭など、
いくつかの副次的な要素も加わってミヤイリガイは徐々に姿を消した。
78:名無しさん:19/07/17(水)12:51:14 2ST
そうして地道な対策は身を結び、1978年に1名が日本住血吸虫症に感染したことを最後にして、以降の新たな感染者は見られなくなった。

ミヤイリガイについても完全に撲滅することは叶わなかったが、日本住血吸虫に寄生された個体が発見されなくなり、また、人以外でも1983年にネズミが感染していることが発見されたのを最後に見られなくなる。

その後の集団検診でも、若者に新たな感染は見られなかったことから、県知事は終息を宣言。

1881年から1996年、明治から平成。
日本住血吸虫症の終息にようした年数はなんと115年。

官民が一体となり、一世紀以上の時間を経てようやく終息を迎えたのであった。
80:名無しさん:19/07/17(水)12:53:48 2ST
なお、再流行に備えるため、各研究機関ではミヤイリガイや日本住血吸虫を管理・飼育して研究は続いている模様。
81:名無しさん:19/07/17(水)12:56:35 2ST
また、山梨県では野生のミヤイリガイについても引き続き監視活動を行なっているとか。

ただ、この中間宿主となるミヤイリガイがなぜ特定の地域にしか存在していないか、これは今も判明していないらしい。
85:名無しさん:19/07/17(水)13:05:42 2ST
終わり

あとは好きに使ってええゾ
82:名無しさん:19/07/17(水)12:58:14 hAv
おつ
86:名無しさん:19/07/17(水)13:07:29 DSq
日本は島国やから殲滅しやすいんやろな 大陸だと倒しても隣の国から再入国される
89:名無しさん:19/07/17(水)13:08:32 Aqz
結局 どうしてこの貝が山梨の特定地域で蔓延したのかは
未だにわかってないんだな
90:名無しさん:19/07/17(水)13:18:31 2ST
>>89
そうみたいやな

山梨以外に他の県の特定地域にもいて、そこでもこの病気が流行っていたらしいが、ミヤイリガイはそれら限られた地域にしかいないのが謎やね
92:名無しさん:19/07/17(水)15:49:14 LdV
日本人憐れみすぎやろ

人為的に絶滅させたミヤイリガイの慰霊碑まで作ってる
87:名無しさん:19/07/17(水)13:07:34 Aqz
実に面白いわ 後世に活かされてるのがとても素晴らしいな

おまえら三毛別羆事件とか八甲田山とか津山事件には詳しいけど、これ知ってるか?
引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1563325303
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