無邪気に夏を満喫してたガキの頃を思い出すからかな
入道雲とセミの声、風鈴の音は想像しただけでノスタルジックな気分になる

砂利道にまかれた廃液のニオイと
その水たまりに卵を産む落とす
トンボの光景

日本人の集合的無意識下にあるもう一つの日本の原風景だからな
なので死後日本人の魂はもう一つの日本へ転生する
あっちで抜けるような濃い青空と、旺盛な緑の中、ちょっとかわいた夏の風が吹き抜ける田野の中、懐かしい村々と人々の中に居る自分に気がつく
偽日本人や裏切り者の反日日本人、帰化外国人では決していけない世界

幼いころの記憶と、戻せない時間の尊さがなんか混ざってる感じ？
あと、今がそんなに幸せでないから？

俺は冬の入り口のほうが切なくなるけど
少し冷たい風が吹いて、キンモクセイの香りがしたら

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まぁそうなんだろうな。”あの頃”の夏は友達が沢山いた。”友達”は同世代だけでなく年長者も年少者もいた
みんなで山や川に入って冒険してすごした。そういう少年時代は今はもう「少年たちでさえ」得られない。だから尊い
今、小学校の年長者が年少者を列で引き連れて外で遊び回る姿を見るか
子供達が裏の小さな林や川に入って遊ぶ姿を見るか
もうその姿はどこにも見られない。今の子は外で遊ぶ方法すらしらない。自分で木を切って枝を割って秘密基地も作らない。自分の半身が埋まるほど高く茂ったヤブの中に自ら進んで入ろうともしない

今が幸せで無いのではなく、自分達がすごした時代が継承されなかったさみしさ――　たぶんこれなんじゃないかな

大人は良い意味で放任しないし、子供達は出来合のアソビにしか興味がない。自分で動こうともしない
「昭和の子」なら親を無視して遊びに行ったよ。今の子はそうしない。冒険心も開拓心も彼らには無いんだ

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